米偵察衛星べいていさつえいせい　ダム決壊けっかいの前まえに“爆発ばくはつ”を検知けんち

　ウクライナ南部なんぶのカホフカ水力発電所すいりょくはつでんしょのダムが決壊けっかいする直前ちょくぜんに爆発ばくはつがあったことをアメリカの偵察衛星ていさつえいせいが検知けんちしていたとアメリカメディアが報ほうじました。

　ニューヨーク・タイムズによりますと、アメリカ政府高官せいふこうかんの話はなしとして、赤外線せきがいせんセンサーを搭載とうさいしたアメリカの偵察衛星ていさつえいせいがカホフカダムが決壊けっかいして洪水こうずいが発生はっせいする直前ちょくぜんに大おおきな爆発ばくはつの特徴とくちょうと一致いっちする高熱こうねつを検知けんちしたということです。

　また、アメリカの情報機関じょうほうきかんの分析官ぶんせきかんはダム決壊けっかいの背後はいごにロシアが関与かんよしたと疑うたがわれるものの、関与かんよを示しめす確たしかな証拠しょうこは得えられていないとしています。

　政府高官せいふこうかんはダムに以前いぜんからあった損傷そんしょうや水圧すいあつの上昇じょうしょうが決壊けっかいをもたらした可能性かのうせいを否定ひていしなかったものの、爆発ばくはつによる決壊けっかいが最もっとも可能性かのうせいが高たかいと見みているということです。

ソース：NHK ニュース