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五輪・パラ 海外メディアのホテルからは不安の声も
2021-06-14 07:36:48

東京オリンピック・パラリンピックでは、海外のメディア関係者も多く訪れます。大会組織委員会は感染対策として宿泊場所を集約する方針ですが、宿泊先のホテルからは不安の声も上がっています。
東京オリンピック・パラリンピックでは選手団とは別に海外のメディア関係者も多く訪れますが、大会組織委員会は感染対策のため入国後14日間はGPSによる行動管理を行い、宿泊先もおよそ150か所に集約する方針です。
宿泊先の一つとなっている東京 日本橋のホテル「住庄ほてる」は海外メディアの関係者に28部屋を提供する予定です。
別館を1棟貸し切りにするなどして、ほかの宿泊客と接触しないようにしたうえで、大会1週間前の来月16日から受け入れを始める方針です。
ところが、今月になっても詳しい情報が示されないとして、従業員から不安の声が上がっていて、ホテル側は受け入れの詳しい内容について組織委員会に質問を送っていました。
これに答えるため、今月10日、組織委員会の担当者がホテルを訪れ、角田隆社長に受け入れの詳しい計画について説明しました。
角田社長によりますと、組織委員会の担当者は出国前と入国後にPCR検査を受けてからホテルに宿泊することや、3日間は基本的にホテルの部屋で待機し、4日目以降もホテルと競技会場など認められた場所の往復のみで、14日間が過ぎると自由に行動できるようになると説明したということです。
そのうえで、組織委員会から、4日目以降はホテルの従業員などが部屋の清掃に入ってほしいと要望されたということです。
説明を受けたホテル側は、この日の話を聞くまで、入国後14日間の隔離は別の場所で行われると考えていて、来日直後から宿泊を受け入れるとは思っていなかったということです。

角田社長は「われわれは宿泊施設であって隔離施設ではない。従業員に対して、14日間の隔離の最中に対応することになるなんて言えない」と組織委員会の担当者に伝えていました。
組織委員会の説明を受けた角田社長はその内容を従業員に伝えましたが、従業員たちからも不安を訴える声が上がっていました。
角田社長は「隔離を終えた人を受け入れると想定していたので説明の内容は本当にショックだ。行動管理も本当に厳格化できるのかと不安になる。十分な対応をしてもらえない場合、受け入れは難しいかもしれない」と話していました。
組織委員会の説明を受けた角田社長はその内容を従業員に伝えましたが、従業員たちからも不安を訴える声が上がっていました。
角田社長は「隔離を終えた人を受け入れると想定していたので説明の内容は本当にショックだ。行動管理も本当に厳格化できるのかと不安になる。十分な対応をしてもらえない場合、受け入れは難しいかもしれない」と話していました。
ソース:NHK ニュース