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園児死亡の送迎バスの女性職員 震災7年ようやく身元判明
2018-01-30 04:19:01

東日本大震災が起きた後、宮城県石巻市で見つかった遺体について、警察が調べた結果、園児5人が亡くなった日和幼稚園の送迎バスに乗っていたパート職員の女性だとわかりました。
警察によりますと、女性の遺体は、震災が起きた3日後に、石巻市の路上で、被災した日和幼稚園の送迎バスの近くで見つかりました。警察が遺体を鑑定したところ、先月になって、日和幼稚園の送迎バスの運転手の助手をしていた、当時58歳のパート職員の女性だとわかりました。送迎バスには園児と運転手など7人が乗っていましたが、この女性の行方だけがわかっていませんでした。
身元の判明に7年近くの時間がかかったことについて、警察はDNA鑑定を行う、身元がわからない犠牲者が1500人以上に上っていたうえに、女性の遺体が焼けていて鑑定作業が難しかったとしています。
遺骨は29日までに遺族に引き渡されました。
日和幼稚園の送迎バスをめぐっては、乗っていた園児5人が亡くなり、遺族が安全への配慮を怠ったなどとして幼稚園側に損害賠償を求めた裁判が行われ、平成26年に和解しています。
宮城県警察本部によりますと、宮城県内で震災の犠牲となった遺体で、今もなお10人の身元がわかっていないということです。
身元の判明に7年近くの時間がかかったことについて、警察はDNA鑑定を行う、身元がわからない犠牲者が1500人以上に上っていたうえに、女性の遺体が焼けていて鑑定作業が難しかったとしています。
遺骨は29日までに遺族に引き渡されました。
日和幼稚園の送迎バスをめぐっては、乗っていた園児5人が亡くなり、遺族が安全への配慮を怠ったなどとして幼稚園側に損害賠償を求めた裁判が行われ、平成26年に和解しています。
宮城県警察本部によりますと、宮城県内で震災の犠牲となった遺体で、今もなお10人の身元がわかっていないということです。
ソース:NHK ニュース