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WHO調査 発生源めぐる十分な調査できるか 中国の対応が焦点
2021-01-31 21:25:44
新型コロナウイルスの発生源などの解明に向けて、中国・武漢を訪れているWHO=世界保健機関の国際的な調査チームは、31日、感染拡大の初期に多くの患者が確認された海鮮市場を視察しました。一方で、中国政府が感染対策の成果を宣伝する展覧会などの視察にも多くの時間があてられていて、発生源をめぐる十分な調査ができるのか、中国側の対応が焦点です。
日本を含む各国の専門家で作るWHOの調査チームは、先月29日から武漢での本格的な現地調査を始め、患者の対応にあたった病院を訪れて医療関係者からの聞き取りを行ったほか、31日は、感染拡大の初期に多くの患者が確認された海鮮市場をおよそ1時間かけて視察しました。
一方で、30日には、中国共産党の指導のもとで感染の封じ込めに成功したと宣伝する展覧会の会場におよそ2時間半にわたって滞在したほか、31日の海鮮市場の視察前には、感染対策に成功し、都市の封鎖が行われていた間、住民への食料の供給を支えたと中国政府が宣伝する別の市場を、およそ1時間半視察しました。
中国側としては、国際社会から初期対応の遅れを指摘される中、一連の対応の正当性をアピールし、批判をかわすねらいがあるものとみられます。
調査チームは今月11日まで現地に滞在する予定ですが、ウイルスの発生源をめぐる十分な調査ができるのか、中国側の対応が焦点です。
一方で、30日には、中国共産党の指導のもとで感染の封じ込めに成功したと宣伝する展覧会の会場におよそ2時間半にわたって滞在したほか、31日の海鮮市場の視察前には、感染対策に成功し、都市の封鎖が行われていた間、住民への食料の供給を支えたと中国政府が宣伝する別の市場を、およそ1時間半視察しました。
中国側としては、国際社会から初期対応の遅れを指摘される中、一連の対応の正当性をアピールし、批判をかわすねらいがあるものとみられます。
調査チームは今月11日まで現地に滞在する予定ですが、ウイルスの発生源をめぐる十分な調査ができるのか、中国側の対応が焦点です。
ソース:NHK ニュース