イケア親会社おやがいしゃ、米国べいこくで森林取得しんりんしゅとく　絶滅危惧種ぜつめつきぐしゅを開発かいはつから保護ほご

　家具販売大手かぐはんばいおおてのイケアを展開てんかいする投資会社とうしがいしゃインカ・グループが、米べいジョージア州南東部しゅうなんとうぶの土地とちと多様たような生態系せいたいけいを開発かいはつから守まもるため、森林しんりんを買かい取とったと発表はっぴょうしました。
　土地とちは非営利ひえいりの環境保護団体かんきょうほごだんたいから取得しゅとくした。この森林しんりんには、絶滅ぜつめつの恐おそれがあるダイオウショウマツやアナホリゴファーガメなど、３５０種以上しゅいじょうの植物しょくぶつや野生生物やせいせいぶつが生息せいそくします。
　米国べいこくは欧州おうしゅうからの移民いみんが到達とうたつするまでは、バージニア州南部しゅうなんぶからフロリダ州しゅう、西にしはテキサス州しゅうに至いたるまでの３６００万まんヘクタール以上いじょうがダイオウショウマツの森林しんりんに覆おおわれていました。ジョージア州しゅうは州しゅうの南半分みなみはんぶんでダイオウショウマツが中心ちゅうしんでした。
　しかし米魚類野生生物局べいぎょるいやせいせいぶつきょくによると、今いまはその森林しんりんの４％足たらずしか残のこっていません。開発かいはつや農業のうぎょう、火災かさい、さらには樹木農家じゅもくのうかが成長せいちょうの早はやいテーダマツやスラッシュマツなどに切きり替かえていることが原因げんいんとされます。

ソース：NHK ニュース