東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい11年ねん「心こころのケア きめ細きめこまかく取り組とりくむ」西銘にしめ復興ふっこう相しょう

東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの発生はっせいから11日にちで11年ねんとなり、西銘にしめ復興ふっこう大臣だいじんはNHKの「日曜にちよう討論とうろん」で今後こんごの復興ふっこうについて、被災ひさい者しゃの心こころのケアなどソフト面めんの対策たいさくに引き続ひきつづき、きめ細きめこまかく取り組とりくんでいく考かんがえを強調きょうちょうしました。

この中なかで西銘にしめ復興ふっこう大臣だいじんは「復興ふっこう道路どうろなどハード面めんは整ととのってきたが、被災ひさい者しゃの心こころのケアや新あたらしいコミュニティーの形成けいせい、生いきがいづくりなど、ソフト面めんの対策たいさくはまだまだ課題かだいとして残のこっている。心こころのケアは若年じゃくねん層そうから高齢こうれい層そうまでそれぞれの課題かだいがある。しっかり、きめ細きめこまかに支援しえんしていかなければならない」と強調きょうちょうしました。

一方いっぽう、東京とうきょう電力でんりょく福島ふくしま第だい一いち原子力げんしりょく発電はつでん所しょ周辺しゅうへんの帰還きかん困難こんなん区域くいきのうち、避難ひなん指示しじ解除かいじょの見通みとおしが示しめされていない地域ちいきへの対応たいおうについて「帰還きかん希望きぼう者しゃがいる地域ちいきを中心ちゅうしんに将来しょうらい的てきにはしっかりと除じょ染そめし、住民じゅうみんの帰還きかんに取り組とりくんでいく考え方かんがえかたに全まったく揺ゆらぎはない」と述のべました。

また、福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの処理しょり水すいを海うみに放出ほうしゅつする方針ほうしんをめぐっては「政府せいふ一丸いちがんとなって風評ふうひょうの払拭ふっしょく（ふっしょく）に全力ぜんりょくで取り組とりくんでいく。科学かがく的てきな根拠こんきょに基もとづいた正確せいかくな情報じょうほうを国くにの内外ないがいに発信はっしんしていかなければならない」と述のべました。

岩手いわて県けん 達いたる増ぞう知事ちじ 「1人にんで暮くらすお年寄としよりなどへの見守みまもり必要ひつよう」

岩手いわて県けんの達いたる増ぞう知事ちじは「岩手いわての高齢こうれい化か率りつは全国ぜんこく平均へいきんよりも高たかく、被災ひさい地ちの災害さいがい公営こうえい住宅じゅうたくではさらに高たかくなっているため、1人にんで暮くらすお年寄としよりなどへの見守みまもりが必要ひつようだ。また、代々だいだい、一いち軒けん家かで暮くらしていた方ほうがアパート形式けいしきの集合しゅうごう住宅じゅうたくで住すんでいるケースもあり、新あらたなコミュニティー作づくりの支援しえんも必要ひつようだ」と述のべました。

宮城みやぎ県けん 村井むらい知事ちじ 「定住ていじゅう人口じんこう減少げんしょう 交流こうりゅう人口じんこうで補おぎなうことが重要じゅうよう」

宮城みやぎ県けんの村井むらい知事ちじは「ほかの地域ちいきに避難ひなんした人ひとたちは、なかなか戻もどってこない。新あたらしい産業さんぎょうを起おこしているが定住ていじゅう人口じんこうは減へっており、交流こうりゅう人口じんこうで補おぎなうことが非常ひじょうに重要じゅうようだ。コロナ禍かで交流こうりゅう人口じんこうは減へっているが、ことしの宮城みやぎ県けん誕生たんじょう150年ねんを契機けいきに地域ちいきに観光かんこう客きゃくが戻もどってくるよう、今いまから対策たいさくを打うっている」と述のべました。

福島ふくしま県けん 内堀うちぼり知事ちじ 「帰還きかん困難こんなん区域くいきで除じょ染そめ範囲はんいの具体ぐたい化かなど課題かだい」

福島ふくしま県けんの内堀うちぼり知事ちじは「去年きょねん、帰還きかん困難こんなん区域くいきで、2020年代ねんだいに希望きぼうする人ひと全員ぜんいんが帰かえれるよう避難ひなん指示しじを解除かいじょする方針ほうしんが示しめされたが、帰かえろうという人ひとの意向いこう調査ちょうさや、除じょ染そめの範囲はんいの具体ぐたい化かなどの課題かだいもある。国くにには自治体じちたいや住民じゅうみんの意向いこうを十分じゅうぶんに踏ふまえながら、帰還きかん困難こんなん区域くいきすべての避難ひなん指示しじ解除かいじょと復興ふっこう再生さいせいに向むけて最後さいごまで責任せきにんをもって取り組とりくんでほしい」と述のべました。

ソース：NHK ニュース