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「どうか戦争を止めて」ウクライナ選手団が訴え パラ競技後
2022-03-13 08:50:37

北京パラリンピック最終日の13日、ウクライナの選手団がクロスカントリースキーの競技会場で「戦争を止めてください」などと呼びかけました。
北京パラリンピックのクロスカントリースキーは最終日の13日、リレーの2種目が行われ、このうち性別の制限がないリレーではウクライナが今大会11個目となる金メダルを獲得しました。
会場で行われたメダルセレモニーのあと、選手たちは整列し、ウクライナパラリンピック委員会のワレーリイ・シシュケービチ会長が「どうか戦争を止めてください。子どもたちを死なせないでください。ウクライナの平和な人々を死なせないでください。ウクライナだけでなくすべての平和を愛する人たちにとって必要なことです」と報道陣のカメラに向かって呼びかけました。
ウクライナ選手団によりますと、北京パラリンピックに出場した選手の中には、自宅が爆撃を受けた人や、家族の居場所が分からなくなっている人もいるということです。
選手団主将「私たちは日々 国とともにある」
ウクライナ選手団の主将を務めたグリゴリー・ボブチンスキー選手は、クロスカントリースキーの最後の種目となった性別の制限がないリレーで、ウクライナ史上最多を更新する11個めの金メダルを獲得したあと、取材に応じ「私たちにとって勝利は大きな意味がある。すべてのウクライナ人の勝利であり、すべてのウクライナのための勝利だからだ。この勝利をウクライナの人たちと分かち合いたい」と述べました。
そして、ロシアによる軍事侵攻が続いていることに触れ「私たちは日々、国とともにあり、私たちにはここで戦う最大のモチベーションがある。それが今回、ウクライナのパラリンピックチームが史上最高となった理由だ」と語りました。
そして、ロシアによる軍事侵攻が続いていることに触れ「私たちは日々、国とともにあり、私たちにはここで戦う最大のモチベーションがある。それが今回、ウクライナのパラリンピックチームが史上最高となった理由だ」と語りました。
ソース:NHK ニュース