“国会こっかいでゼレンスキー大統領だいとうりょうの演説えんぜつを” 日本にっぽんに打診だしんで対応たいおう検討けんとう

ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいているウクライナ政府せいふから、日本にっぽん側がわに対にたいし、国会こっかいでゼレンスキー大統領だいとうりょうの演説えんぜつを動画どうがで見みる機会きかいを設もうけてもらいたいという打診だしんがあり、自民党じみんとうと立憲りっけん民主みんしゅ党とうの国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうが打診だしんを受け入うけいれるべきだという認識にんしきで一致いっちしました。

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは、西側にしがわ諸国しょこくに支援しえんを要請ようせいするため、イギリスなど各国かっこくの議会ぎかいでオンライン形式けいしきでの演説えんぜつを重かさねていて、日本にっぽん時間じかんの16日にち夜よるには、アメリカ連邦れんぽう議会ぎかいの上下じょうげ両院りょういんの議員ぎいんを前まえに演説えんぜつすることにしています。

政府せいふ関係かんけい者しゃによりますと、これまでに東京とうきょうのウクライナ大使館たいしかんから外交がいこうルートを通をつうじて日本にっぽん政府せいふに対にたいし、国会こっかいでゼレンスキー大統領だいとうりょうの演説えんぜつを動画どうがで見みる機会きかいを設もうけてもらいたいという打診だしんがあったということです。

これを受うけて、自民党じみんとうの高木たかぎ国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうと立憲りっけん民主みんしゅ党とうの馬淵まぶち国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうが16日にち午後ごご、会談かいだんし、打診だしんを受け入うけいれるべきだという認識にんしきで一致いっちしました。

衆参しゅうさん両院りょういんの本ほん会議かいぎ場じょうには映像えいぞうを見みる設備せつびがなく、オンラインでの演説えんぜつか、収録しゅうろくされた動画どうがなのかが不明ふめいなことから、どのように演説えんぜつを視聴しちょうするかなどの技術ぎじゅつ的てきな課題かだいについては、議院ぎいん運営うんえい委員いいん会かいの理事りじ会かいなどで各党かくとうで協議きょうぎすることになりました。

会談かいだんのあと、高木たかぎ氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「日本にっぽんは、ロシアの暴挙ぼうきょはあってはならないことだと強つよく訴うったえており、国会こっかいでの演説えんぜつを受け入うけいれるのは、日本にっぽんの議会ぎかいの思おもいが内外ないがいに発信はっしんされることにつながる」と述のべました。

また、馬淵まぶち氏しは「このような状況じょうきょうの中なかで、さまざまな課題かだいがあるかもしれないが、与野党よやとうともに知恵ちえを絞しぼって前向まえむきに検討けんとうすべきだ」と述のべました。

ウクライナから日本にっぽんへ54人にん入国にゅうこく（3月つき14日にち時点じてん）

出入国しゅつにゅうこく在留ざいりゅう管理かんり庁ちょうの担当たんとう者しゃは参議院さんぎいん法務ほうむ委員いいん会かいで、今月こんげつ2日にちに岸田きしだ総理そうり大臣だいじんがウクライナから避難ひなんした人ひとの日本にっぽんへの受け入うけいれを表明ひょうめいしてから14日にちの時点じてんで54人にんが入国にゅうこくしたと説明せつめいしました。

ソース：NHK ニュース