Show Furigana
大型の草食恐竜の歯の化石か 愛好家親子が発見 徳島 勝浦町
2022-03-16 09:01:41

徳島県勝浦町で恐竜の歯とみられる化石が見つかり、専門家が調べたところ、全長10メートルを超える竜脚類(りゅうきゃくるい)と呼ばれる大型の草食恐竜の歯とみられることが分かりました。
この仲間の歯の化石としては国内最大級だということです。
この仲間の歯の化石としては国内最大級だということです。
徳島県立博物館によりますと、新たに見つかったのは長さ4センチ、幅1.2センチの化石です。
ことし1月、徳島市の化石愛好家の親子が勝浦町にある、およそ1億3000万年前の白亜紀前期の地層の発掘調査現場からおよそ200メートル離れた沢を訪れ、崖から崩れ落ちた石を割って見つけました。

徳島県立博物館が詳しく調べたところ、竜脚類と呼ばれる仲間に属し、全長10メートルを超える大型の草食恐竜「ティタノサウルス形類」の歯の化石とみられることが分かったということです。
博物館によりますと4年前に勝浦町で発見された竜脚類の歯の化石のサイズを上回り、この仲間の恐竜の歯の化石としては国内最大級だということです。
徳島県立博物館の※辻野泰之学芸員は「草を食べる際に歯と歯がすれあったとみられる痕跡もあり、生態の研究に非常によい資料になる」としています。
この化石は16日から徳島市の県立博物館で公開されています。
(※辻はしんにょうの点1つ)。
博物館によりますと4年前に勝浦町で発見された竜脚類の歯の化石のサイズを上回り、この仲間の恐竜の歯の化石としては国内最大級だということです。
徳島県立博物館の※辻野泰之学芸員は「草を食べる際に歯と歯がすれあったとみられる痕跡もあり、生態の研究に非常によい資料になる」としています。
この化石は16日から徳島市の県立博物館で公開されています。
(※辻はしんにょうの点1つ)。
発見した親子「驚き 興奮した」

化石を見つけたのは徳島市の化石愛好家の小林敬治さん(57)と、息子で岡山市の大学生の亮介さん(21)です。
2人は亮介さんが徳島市にある実家に帰省した際、時々一緒に徳島県内の山に入り、化石の収集をしてきました。
ことし1月4日も2人で以前、訪れたことがある勝浦町の山を訪れ、亮介さんが斜面にあった石に気付き、2人で割ってみたところ、中から化石が見つかりました。
亮介さんは「最初は植物かと思いました。初めて恐竜の化石を見つけたので本当にうれしいです。恐竜の歯は探しても見つかるものではないので、今も実感がありませんが、誇らしいです。地元の人に見てもらって、興味を持ってもらえるとうれしいです」と話していました。
敬治さんは「化石の先端を見て、歯に似ていて、驚き、興奮しました。化石が出ると言われている場所ですが、本当に化石だと判明したときはうれしかったです。3年前にも恐竜の歯の化石を見つけたことがありますが、化石が好きなので、これからも集めていきたいです」と話していました。
2人は亮介さんが徳島市にある実家に帰省した際、時々一緒に徳島県内の山に入り、化石の収集をしてきました。
ことし1月4日も2人で以前、訪れたことがある勝浦町の山を訪れ、亮介さんが斜面にあった石に気付き、2人で割ってみたところ、中から化石が見つかりました。
亮介さんは「最初は植物かと思いました。初めて恐竜の化石を見つけたので本当にうれしいです。恐竜の歯は探しても見つかるものではないので、今も実感がありませんが、誇らしいです。地元の人に見てもらって、興味を持ってもらえるとうれしいです」と話していました。
敬治さんは「化石の先端を見て、歯に似ていて、驚き、興奮しました。化石が出ると言われている場所ですが、本当に化石だと判明したときはうれしかったです。3年前にも恐竜の歯の化石を見つけたことがありますが、化石が好きなので、これからも集めていきたいです」と話していました。
専門家「宝くじを見つけ当てるような幸運な発見」
見つかった化石について、徳島県立博物館の※辻野泰之学芸員は「県内で発見された竜脚類の歯の中では最も大きく、全国的に見ても最大級だと考えられます。歯と歯が当たる場所が残っていて、非常に保存状態がよく、今後の研究の弾みになります。勝浦町ではこれまでも竜脚類の歯が発見されていて、1億3000万年前の当時、この周辺に多くいたことが考えられます。宝くじを見つけ、当てるような幸運な発見だと思います」と話していました。
ソース:NHK ニュース