News
Show Furigana

愛子あいこさま 成年せいねん記者きしゃ会見かいけんひとひとつのつと大切たいせつにして”

2022-03-17 10:27:04

avatar
天皇てんのう皇后こうごうりょう陛下へいか長女ちょうじょ愛子あいこさまは17にち成年せいねんにあたっての記者きしゃ会見かいけんのぞまれました。
愛子あいこさまは、「ひとひとつのつと大切たいせつにしながら精一杯せいいっぱいつとめさせていただきたい」と成年せいねん皇族こうぞくとしての抱負ほうふべられました。

愛子あいこさまは、去年きょねん12つきに20さい誕生たんじょうむか成年せいねん皇族こうぞくとなられました。そして大学だいがく春休はるやすはいって学業がくぎょう落ち着おちついたことから、17にち午後ごごまい御所ごしょで、はじめてなる記者きしゃ会見かいけんのぞまれました。

愛子あいこさまは、冒頭ぼうとうで16にちよるおそくの地震じしんについてれ、犠牲ぎせいになったひとがいることについて「こころいたんでおります」とはなしたうえで、「遺族いぞく皆様みなさま被災ひさいされた方々かたがたに、こころよりお見舞みま申し上もうしあげます」とべられました。

つづいて、成年せいねん皇族こうぞくとしての抱負ほうふについて、当面とうめん学業がくぎょう優先ゆうせんなる前置まえおしたうえで、「ひとひとつのつと大切たいせつにしながら、すこでもりょう陛下へいか皇族こうぞくかたお力おちからになれますよう、わたしできるかぎ精一杯せいいっぱいつとめさせていただきたい」とはなされました。

そして皇室こうしつ一員いちいんとしての在り方ありかたについて、「皇室こうしつは、国民こくみん幸福こうふくつねねがい、国民こくみん苦楽くらくともしながらつとたす、ということが基本きほんであり、もっと大切たいせつにすべき精神せいしんあると、わたし認識にんしきしております」とべられました。

そのひととして、愛子あいこさまは、被災ひさいこころつづけることをげ、「苦難くなんみちあゆまれている方々かたがたおもつづけるということも、大切たいせつにしていくことができれば」とはなされました。

また、ご自身じしん性格せいかくについてわれると、愛子あいこさまは、「おだやか」とか「無邪気むじゃき」とわれることがおおがするとかたり、長所ちょうしょについて「『どこでもられるところ』でしょうか」とユーモアまじ笑顔えがおでこたえられるひと幕ひとまくもありました。

一方いっぽう結婚けっこんについて質問しつもんには、「わたしにとってはまださきのことのようにかんじられ、いままで意識いしきしたことはございません」とこたえ、理想りそう相手あいてについては、「特別とくべつこれといったものはございませんが、一緒いっしょにいてお互おたが笑顔えがおになれるような関係かんけい理想りそうてきではないかとかんがえております」とべられました。

そして去年きょねん結婚けっこんした秋篠宮あきしののみや夫妻ふさい長女ちょうじょ小室こむろ眞子まこさんについては、「おさなころから、いつもわらずあかるく、やさしくせっしていただいたことを有り難ありがたおもとともに、従姉妹いとことして末永すえながお幸おしあわお祈おいのしております」とはなされました。

会見かいけんでは、いまのウクライナ情勢じょうせいどのようにているかという質問しつもんされ、愛子あいこさまは、「ウクライナ国内こくないおおとうといのちうしなわれていることに、非常ひじょうこころいためております」とこたえられました。

そして天皇てんのう陛下へいか先月せんげつ記者きしゃ会見かいけんべられた「ひとひととの交流こうりゅうが、くに地域ちいき境界きょうかいえて、お互おたがみと平和へいわ世界せかいにつながってほしいとねがっております」という言葉ことば引用いんようしたうえで、「平和へいわへのつよねがっております」とべられました。

会見かいけんは30ふんちかおよびましたが、愛子あいこさまは、事前じぜん用意よういした原稿げんこうとすことなく、ひとひとつの質問しつもんにご自身じしんのことばで丁寧ていねいこたえられていました。
ソース:NHK ニュース