東北新幹線は地震により列車が脱線した影響で、栃木県の那須塩原駅と岩手県の盛岡駅の間の上下線で不通になっています。
これを受けて、仙台駅東口から東京方面へ向かう高速バスは通常の3便から8便に増やして対応していますが、18日はすべての便が満席となっているほか18日午前の段階で19日も多くの便が予約で埋まっているということです。
Show Furigana
地震 宮城県 福島県【まとめ】18日の断水や交通などへの影響は
2022-03-18 04:29:04

16日夜の地震の影響で最大震度6強を観測した宮城県と福島県では断水や停電などが続いているところがあるほか、東北新幹線が一部区間で不通となるなど交通機関に影響が出ています。
18日の各地の状況をまとめています。
18日の各地の状況をまとめています。
宮城県
交通情報=福島県内も含む (午後1時現在)

【在来線】
宮城県内を走る在来線は、仙台空港アクセス線と石巻線、それに気仙沼線が運転を再開しています。東北本線と仙石東北ライン、常磐線の山下駅と仙台駅の間では運転が再開されましたが、一部の列車に大幅な遅れや運休が出ています。また、常磐線は原ノ町駅と山下駅の間で終日運転を取りやめます。
宮城県と福島県を結ぶ阿武隈急行は設備の被害が大きいことから宮城県の槻木駅と福島駅の間の全線で当面運休することを決めています。
【高速道路】
宮城県内を通る東北自動車道と常磐自動車道は通行ができるようになっています。常磐自動車道は福島県の新地インターチェンジと南相馬インターチェンジの間の上下線で通行止めが続いていましたが、正午に解除されました。これにより、地震による高速道路の通行止めはすべて解除されました。
【航空便】
東北新幹線の一部区間の不通を受けて羽田空港と仙台空港を結ぶ臨時便が運航されます。
全日空は、18日が6便、19日から今月24日までは1日8便を運航します。
日本航空は18日から20日までは1日8便、今月21日は4便、22日は6便を運航します。航空各社によりますと、18日の臨時便はほぼ満席だということです。
宮城県内を走る在来線は、仙台空港アクセス線と石巻線、それに気仙沼線が運転を再開しています。東北本線と仙石東北ライン、常磐線の山下駅と仙台駅の間では運転が再開されましたが、一部の列車に大幅な遅れや運休が出ています。また、常磐線は原ノ町駅と山下駅の間で終日運転を取りやめます。
宮城県と福島県を結ぶ阿武隈急行は設備の被害が大きいことから宮城県の槻木駅と福島駅の間の全線で当面運休することを決めています。
【高速道路】
宮城県内を通る東北自動車道と常磐自動車道は通行ができるようになっています。常磐自動車道は福島県の新地インターチェンジと南相馬インターチェンジの間の上下線で通行止めが続いていましたが、正午に解除されました。これにより、地震による高速道路の通行止めはすべて解除されました。
【航空便】
東北新幹線の一部区間の不通を受けて羽田空港と仙台空港を結ぶ臨時便が運航されます。
全日空は、18日が6便、19日から今月24日までは1日8便を運航します。
日本航空は18日から20日までは1日8便、今月21日は4便、22日は6便を運航します。航空各社によりますと、18日の臨時便はほぼ満席だということです。
断水の状況 仙台市内は解消(午前11時現在)
宮城県内の各市町村によりますと、18日午前の時点で2万8000戸余りで断水が続いています。
大崎市がおよそ1万100戸、
美里町が町内全域の9243戸、
涌谷町も町内全域の5977戸、
栗原市が2759戸、
山元町がおよそ700戸で断水が続いています。
仙台市では今回の地震の影響で一時、最大2085戸で断水していましたが、18日午前1時すぎにすべて復旧したということです。
一方、住宅の水道管の被害で水漏れがある場合に備えて、18日正午まで、仙台市青葉区の折立中学校に給水車を配置しているということです。
大崎市がおよそ1万100戸、
美里町が町内全域の9243戸、
涌谷町も町内全域の5977戸、
栗原市が2759戸、
山元町がおよそ700戸で断水が続いています。
仙台市では今回の地震の影響で一時、最大2085戸で断水していましたが、18日午前1時すぎにすべて復旧したということです。
一方、住宅の水道管の被害で水漏れがある場合に備えて、18日正午まで、仙台市青葉区の折立中学校に給水車を配置しているということです。
仙台市「り災証明書」の申請の受け付け開始 5月16日まで
「り災証明書」は、建物が被害を受け、民間の保険の支払いや公的な生活再建の支援を受ける際に必要となる書類です。仙台市は19日から各区役所で申請の受け付けを始めました。太白区役所でも午前8時半から受け付けが行われ、訪れた市民が被害の状況を職員に説明して、申請書に記入していました。
市は、申請を受けた住宅を今後調査して被害の程度を確認した上で証明書を発行することになります。
また今回申請した書類があれば、仙台市は災害ゴミの処理を無料で受け付けるということです。仙台市は「り災証明書」の申請を各区役所で5月16日まで受け付けています。
市は、申請を受けた住宅を今後調査して被害の程度を確認した上で証明書を発行することになります。
また今回申請した書類があれば、仙台市は災害ゴミの処理を無料で受け付けるということです。仙台市は「り災証明書」の申請を各区役所で5月16日まで受け付けています。
福島県
停電 相馬市内で約600戸 (正午現在)
東北電力ネットワークによりますと、正午現在、相馬市などで合わせておよそ600戸が停電しているということです。東北電力が停電の原因を調べています。
断水 約1万4000戸 自衛隊が給水も (正午現在)
福島県によりますと、相馬市や新地町、それに、南相馬市の鹿島区に水道水を供給している相馬地方広域水道企業団の管内では、地震による停電の影響などで、およそ2万3000戸で断水していましたが、18日正午までにおよそ9500戸が解消したということです。
一方、新たに計器の破損などが確認されるなどしているということで、残るおよそ1万4000戸の断水については復旧の見通しが立っていません。
一方、新たに計器の破損などが確認されるなどしているということで、残るおよそ1万4000戸の断水については復旧の見通しが立っていません。

相馬市では地震によって配水管が損傷するなどした影響で広い範囲で断水が続いていて、市や自衛隊などが給水車を出して、対応にあたっています。このうち、相馬市山上にある山上小学校では自衛隊が給水を行っていて、雪が降る中、ポリタンクやペットボトルなどをもった住民が訪れ、水を受け取っていました。給水に訪れた70代の女性は「きょうも水が止まっていて、炊事をしたりものを洗ったりできず困っています。いつ復旧するのか分からず不安です」と話していました。
相馬市では雨漏り対策用にブルーシート配布(午後6時まで)
県内は19日にかけて雨や雪となる見通しです。相馬市では午前中に降った雨で屋根が壊れた住宅で雨漏りが起きていていることから、市は坪田宮東の防災備蓄倉庫で雨漏りの対策に使ってもらおうとブルーシートを配布していて、多くの市民が受け取りに訪れています。
ソース:NHK ニュース