地震被害の東北 雪と雨強まり暴風も予想 警戒を
2022-03-18 09:06:42

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が四国付近にある影響で、西日本と東日本の太平洋側には発達した雨雲がかかっています。
18日午後5時までの1時間には
▽和歌山県潮岬で31ミリ、
▽伊豆諸島の三宅島の坪田で30.5ミリの激しい雨が降りました。
東海や関東南部、伊豆諸島などではこれから19日の明け方にかけて激しい雨が降り、東海など、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
川の増水や土砂災害に十分注意するとともに強風や高波、落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。
また、16日夜の地震で被害を受けた東北の太平洋側では雪や雨が降っています。
低気圧は急速に発達しながら三陸沖に達するため風が強まり、19日の未明からは暴風になる見込みです。
19日予想される最大風速は、
東北の太平洋側の海上で23メートル、陸上で14メートルで、
最大瞬間風速は、海上で35メートル、陸上で25メートルと予想されています。
海上は波が高くなり、しける見込みです。
また、沿岸部を中心に雨が強まるほか、内陸など広い範囲で大雪となるおそれがあります。
19日夕方までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで、
東北の太平洋側の山沿いで50センチ、平地で40センチと予想されています。
北海道では日曜日にかけて雪が降り続き大雪になる見込みです。
気象庁は、北日本では暴風雪に警戒するとともに雪崩、屋根からの落雪に十分注意するよう呼びかけています。
強い揺れに見舞われた地域では地盤が緩んでいるため、土砂災害にも十分注意するよう呼びかけています。
復旧作業に当たっている方もいると思いますが、周囲の状況をよく確認し、危険な場所には決して近づかないようにしてください。
次第に風も強まります。
風で飛ばされるものに注意するほか、自力で難しそうな作業は無理をせず、片付けや復旧作業の中断も検討してください。