アメリカにあるウクライナの大使館や領事館では志願者を受け付け順次面接などを行っています。
アメリカのメディアは大使館関係者の話としてこれまでにおよそ6000人の応募があったと伝えています。
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ウクライナへの志願兵 米で約6000人が応募 退役軍人など相次ぐ
2022-03-19 06:41:16

ウクライナ政府が外国からも志願兵を募っていることを受け、アメリカでは退役した軍人などの間でウクライナの部隊に加わることを希望する人が相次いでいます。
これまでに約6000人が応募

志願した元軍人「正しいことをするのがアメリカの理念」

アメリカ海兵隊に所属していた、東部コネティカット州に住むデニス・ディアスさん(39)も志願している1人です。
大使館での面接を終え、現在は出国に向けたウクライナ政府からの連絡を待っています。
武器は現地でウクライナ政府から供与されるということですが、それ以外の装備品はすべて自費で用意しました。
4人の子どもがいるディアスさんですが、ロシア軍による攻撃で子どもを含む大勢のウクライナ市民が命を落としていることを見過ごすことはできないと考え決断したといいます。
バイデン政権は当初から、ウクライナ国内にアメリカ軍の部隊は送らないとしています。
また、ウクライナの部隊に加わることを希望するアメリカ人に対しても、危険だとして渡航しないよう呼びかけています。
これについてディアスさんは「ロシアとの戦争を望まないからという理由は理解しているが、正しいことをする、自由を守るというのがアメリカの理念だ。ウクライナの人々は文字どおり自由のために戦っているのだから、現地に行って助けるべきだ」と話しています。
ディアスさんは2003年にイラクとアフガニスタンに派遣され、戦闘や人道支援任務に携わりました。
そのアフガニスタンで去年夏、アメリカ軍が撤退するなか、イスラム主義勢力タリバンが再び権力を握ったことはディアスさんにとって大きなショックだったといいます。
そのことも今回の決断を後押ししたといい「このような結果のために自分たちは命をかけて戦ってきたのかと思った。今度はイラクやアフガニスタンでできなかったことを成し遂げられるだろうということが大きな動機になっている。自由を求めているウクライナの人々を助けて、この戦いに勝ってみせる」と話しています。
大使館での面接を終え、現在は出国に向けたウクライナ政府からの連絡を待っています。
武器は現地でウクライナ政府から供与されるということですが、それ以外の装備品はすべて自費で用意しました。
4人の子どもがいるディアスさんですが、ロシア軍による攻撃で子どもを含む大勢のウクライナ市民が命を落としていることを見過ごすことはできないと考え決断したといいます。
バイデン政権は当初から、ウクライナ国内にアメリカ軍の部隊は送らないとしています。
また、ウクライナの部隊に加わることを希望するアメリカ人に対しても、危険だとして渡航しないよう呼びかけています。
これについてディアスさんは「ロシアとの戦争を望まないからという理由は理解しているが、正しいことをする、自由を守るというのがアメリカの理念だ。ウクライナの人々は文字どおり自由のために戦っているのだから、現地に行って助けるべきだ」と話しています。
ディアスさんは2003年にイラクとアフガニスタンに派遣され、戦闘や人道支援任務に携わりました。
そのアフガニスタンで去年夏、アメリカ軍が撤退するなか、イスラム主義勢力タリバンが再び権力を握ったことはディアスさんにとって大きなショックだったといいます。
そのことも今回の決断を後押ししたといい「このような結果のために自分たちは命をかけて戦ってきたのかと思った。今度はイラクやアフガニスタンでできなかったことを成し遂げられるだろうということが大きな動機になっている。自由を求めているウクライナの人々を助けて、この戦いに勝ってみせる」と話しています。
手続き経ずにウクライナに向かう人も

ウクライナ大使館による面接などの審査を待っていては時間がかかりすぎるとして、こうした手続きを経ずにウクライナに向かう人たちも出てきています。
アメリカ南部ミシシッピ州の農場で働いていたウェスリー・ラウリーさん(23)は、ロシアによる軍事侵攻に対しては経済制裁だけでは不十分だと考えています。
ラウリーさんはウクライナの人たちを直接、助けることが必要だと考え、軍事侵攻の数日後、SNSに志願兵として現地に向かうことを
アメリカ南部ミシシッピ州の農場で働いていたウェスリー・ラウリーさん(23)は、ロシアによる軍事侵攻に対しては経済制裁だけでは不十分だと考えています。
ラウリーさんはウクライナの人たちを直接、助けることが必要だと考え、軍事侵攻の数日後、SNSに志願兵として現地に向かうことを
ソース:NHK ニュース