将棋しょうぎ 渡辺わたなべ明あきら二に冠かんがタイトル防衛ぼうえい 「棋王きおう戦せん」は10連覇れんぱ

将棋しょうぎの八はち大だいタイトルの1つ「棋王きおう戦せん」で、タイトルを持もつ渡辺わたなべ明あきら二に冠かんが挑戦ちょうせん者しゃの永瀬ながせ拓たく矢や王座おうざを破やぶってタイトルを防衛ぼうえいしました。

「棋王きおう戦せん」五ご番ばん勝負しょうぶは、ここまで渡辺わたなべ二に冠かん（37）が永瀬ながせ王座おうざ（29）に2勝しょう1敗はいとしていて、タイトル防衛ぼうえいに王手おうてをかけていました。

第だい4局きょくは20日にち、栃木とちぎ県けん日光にっこう市しで行おこなわれ、中盤ちゅうばん以降いこうは激はげしい攻せめ合あいが続つづく展開てんかいで、互たがいに持ち時間もちじかんをほぼ使い果つかいはたす熱戦ねっせんとなりました。

そして午後ごご7時じすぎ、115手てまでで渡辺わたなべ二に冠かんが永瀬ながせ王座おうざを投了とうりょうに追い込おいこみ、3勝しょう1敗はいでタイトルを防衛ぼうえいしました。

この結果けっか、渡辺わたなべ二に冠かんは「棋王きおう戦せん」で初はじめて制せいした2013年ねん以降いこう、10連覇れんぱを果はたし、タイトル通算つうさん獲得かくとく数すうも「30」に伸のばしました。

対局たいきょく後ご、渡辺わたなべ二に冠かんは「今回こんかいのタイトル戦せんは、1局きょく目めに先勝せんしょうできたのでその後そのごプランが立たてやすく理想りそう的てきに進すすめることができた。10連覇れんぱの記録きろくは強つよく意識いしきしていたので、達成たっせいできてよかった」と喜よろこびを語かたっていました。

ソース：NHK ニュース