地震じしん「自宅じたくはもう諦あきらめる」の声こえも 住宅じゅうたく被害ひがいは234棟むね(21日にち10時じ)

総務そうむ省しょう消防庁しょうぼうちょうによりますと、今月こんげつ16日にちの福島ふくしま県けん沖おきの地震じしんで被害ひがいを受うけた住宅じゅうたくは、21日にち午前ごぜん10時じ現在げんざい、5つの県けんで、合あわせて234棟むねとなっています。
このうち
半壊はんかいは、
▽宮城みやぎ県けんで2棟むね、
▽山形やまがた県けんで1棟むねの合あわせて3棟むねで

一部いちぶ損壊そんかいが、
▽宮城みやぎ県けんで120棟むね、
▽福島ふくしま県けんで108棟むね、
▽秋田あきた県けん、山形やまがた県けん、群馬ぐんま県けんでそれぞれ1棟むねの合あわせて231棟むねとなっています。

り災りさい証明しょうめい書しょ求もとめ大勢たいせいの人ひと 福島ふくしま 相馬そうま

福島ふくしま県けん相馬そうま市しでは、21日にちからり災りさい証明しょうめい書しょの申請しんせいを受け付うけつけていて、21日にち午前ごぜん中ちゅうから大勢たいせいの人ひとが訪おとずれています。

り災りさい証明しょうめい書しょは、住宅じゅうたくや店舗てんぽの被害ひがいを受うけた人ひとが保険ほけん金きんの受け取うけとりや公的こうてきな支援しえんを受うけるために必要ひつような書類しょるいです。

相馬そうま市役所しやくしょのロビーに設もうけられた窓口まどぐちには、午前ごぜん9時じの受け付うけつけ開始かいし前まえから市民しみんおよそ70人にんが訪おとずれて、およそ3時間じかんの順番じゅんばん待まちとなりました。

「自宅じたくはもう諦あきらめます」

訪おとずれた人ひとは申請しんせい書しょと被害ひがいの状況じょうきょうを撮影さつえいした写真しゃしんを提出ていしゅつし、市しの担当たんとう者しゃに説明せつめいしていました。

市しは申請しんせいを基もとに現地げんちで被害ひがい状況じょうきょうを確認かくにんしていくことにしています。

自宅じたくの壁かべに大おおきなヒビが入はいり、福島ふくしま市しの娘むすめの家いえに避難ひなんしているという76歳さいの女性じょせいは「修繕しゅうぜんする資金しきんもありませんし、自宅じたくはもう諦あきらめます。でも知しらない土地とちに住すみたくはないので、相馬そうまで暮くらし続つづけられるよう仮設かせつ住宅じゅうたくなどを提供ていきょうしてほしいです」と話はなしていました。

相馬そうま市しでは、21日にちから来月らいげつ30日にちまでり災りさい証明しょうめい書しょの申請しんせいを受け付うけつけていますが、オンラインや郵送ゆうそうでの申請しんせいも活用かつようするよう呼よびかけています。

また相馬そうま市しに隣接りんせつする新地しんじ町まちでは、今月こんげつ24日にちから申請しんせいを受け付うけつけることにしています。

ボランティアの活動かつどう始はじまる 宮城みやぎ 角田つのだ

今月こんげつ16日にちの地震じしんで震度しんど6弱じゃくの揺ゆれがあった角田つのだ市しでは、各地かくちの住宅じゅうたくで物ものが倒たおれたり割われたりする被害ひがいが相次あいつぎました。

21日にちから地元じもとの社会しゃかい福祉ふくし協議きょうぎ会かいが募集ぼしゅうしたボランティアの活動かつどうが始はじまり、集あつまった7人にんが住民じゅうみんからの依頼いらいを受うけて片かたづけ作業さぎょうを行おこないました。

このうち1人にん暮くらしの60代だいの女性じょせいの住宅じゅうたくでは、倒たおれた家具かぐを立て直たてなおしたり、割われた食器しょっきを片かたづけたりしました。

ボランティアとして参加さんかした角田つのだ市内しないの50代だいの女性じょせいは「撤去てっきょすべき物ものを取り除とりのぞいて住民じゅうみんが早はやく安心あんしんした暮くらしに戻もどれるようにしたいです」と話はなしていました。

別べつの住宅じゅうたくで片かたづけを手伝てつだってもらった70代だいの男性だんせいは「3回かい目めのワクチンを打うったあとで体からだがしんどかったので、手伝てつだってもらえて助たすかりました」と話はなしていました。

社会しゃかい福祉ふくし協議きょうぎ会かいは新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん防止ぼうし対策たいさくとして、ボランティアは角田つのだ市内しないの人ひとにかぎって募集ぼしゅうしています。

ソース：NHK ニュース