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フィギュア世界選手権 宇野昌磨初優勝 鍵山優真2年連続銀
2022-03-26 14:44:02

フィギュアスケートの世界選手権は26日、男子シングル後半のフリーが行われ、前半を終えてトップの宇野昌磨選手が安定した演技を披露して初優勝を果たしました。前半2位の鍵山優真選手は、ジャンプにミスが出て得点を伸ばせず、2年連続で2位でした。
フランスのモンペリエで開かれたフィギュアスケートの世界選手権は26日、男子シングル、後半のフリーが行われました。
前半のショートプログラムでトップに立った北京オリンピック、銅メダリストの宇野選手は、「ボレロ」の曲にあわせて冒頭の4回転ループをほぼ完璧に決めると、続く4回転サルコーも大きなミスなく着氷しました。

演技後半は、4回転トーループや連続ジャンプでやや乱れる場面もありましたが、スピンとステップはすべて最高評価のレベルフォーを獲得するなど安定した滑りを見せて202.85、合計で312.48の得点をマークして大会初優勝を果たしました。
一方、前半で2位につけた北京オリンピック銀メダリストの鍵山選手は、持ち味のスピードのある滑りから冒頭の4回転サルコーを決めたものの、続く4回転ループにミスが出ました。
鍵山選手は演技の後半もトリプルアクセルが1回転になるなどジャンプに精彩を欠いて得点を伸ばせず、フリーで191.91、合計で297.60で2年連続の2位でした。
また、前半3位につけた初出場の友野一希選手は、合計で269.37で6位でした。
一方、前半で2位につけた北京オリンピック銀メダリストの鍵山選手は、持ち味のスピードのある滑りから冒頭の4回転サルコーを決めたものの、続く4回転ループにミスが出ました。
鍵山選手は演技の後半もトリプルアクセルが1回転になるなどジャンプに精彩を欠いて得点を伸ばせず、フリーで191.91、合計で297.60で2年連続の2位でした。
また、前半3位につけた初出場の友野一希選手は、合計で269.37で6位でした。
宇野「1位まで上り詰められうれしい」
世界選手権で初めて金メダルを獲得した宇野昌磨選手は、「ショートプログラムもフリーも今シーズン、最後の演技だったのでステファン・ランビエールコーチが納得できる演技をしたかった。国際大会であまり優勝したことがなかったので、世界選手権の舞台で1位を取ることができてすごくうれしい」と充実した表情で話していました。
フリーの演技については、「このプログラムの『ボレロ』は、5種類の4回転ジャンプを組み込む最高難度の演技で、1年だけで出来上がるのは不可能だと思っていた。それでも、世界選手権で1位を取るところまで上り詰められたことをうれしく思う」と話しました。
フリーの演技については、「このプログラムの『ボレロ』は、5種類の4回転ジャンプを組み込む最高難度の演技で、1年だけで出来上がるのは不可能だと思っていた。それでも、世界選手権で1位を取るところまで上り詰められたことをうれしく思う」と話しました。
鍵山「緊張が演技に出てしまった」
鍵山優真選手は、「フリーはノーミスの演技をするだけと臨むつもりだったが、それが緊張を高めてその緊張が演技に出てしまった。後半は苦しくて全力を出せなかった」とフリーの演技を振り返りました。
そして、北京オリンピックで銀メダルを獲得するなど飛躍を遂げた今シーズンについて「今シーズンは、2021年の世界選手権で銀メダルを獲得したこともあり、自分で勝手にプレッシャーをかけて自分の滑りを見失ってしまったこともあったが、やるべきことや目標を再確認してからは自分の滑りを取り戻すことができた」と話しました。
来シーズン以降については、「自分の滑りをしてリベンジをしたい。どの試合もノーミスで演技ができることを目指して練習する」と力強く話していました。
そして、北京オリンピックで銀メダルを獲得するなど飛躍を遂げた今シーズンについて「今シーズンは、2021年の世界選手権で銀メダルを獲得したこともあり、自分で勝手にプレッシャーをかけて自分の滑りを見失ってしまったこともあったが、やるべきことや目標を再確認してからは自分の滑りを取り戻すことができた」と話しました。
来シーズン以降については、「自分の滑りをしてリベンジをしたい。どの試合もノーミスで演技ができることを目指して練習する」と力強く話していました。
友野「ただの失敗としないよう、次に生かしたい」
6位に入った友野一希選手は、ジャンプに精彩を欠いたフリーの演技について「まだまだ練習不足だったし、そういう演技だった。表彰台に乗るような選手ではない。ただ、世界選手権で最終グループで滑ることができたし、メダルをかけた試合を経験することができた。これをただの失敗としないよう、次に生かしたい」と前向きに話していました。
そして、羽生結弦選手や三浦佳生選手の欠場でまわってきた今大会について「シーズンの最後の最後でこういう舞台で滑ることができて、とても幸せだった。最後はやりきることができなくて少し悔しいが、飛躍につながるシーズンになったと思う」と振り返っていました。
そして、羽生結弦選手や三浦佳生選手の欠場でまわってきた今大会について「シーズンの最後の最後でこういう舞台で滑ることができて、とても幸せだった。最後はやりきることができなくて少し悔しいが、飛躍につながるシーズンになったと思う」と振り返っていました。
ソース:NHK ニュース