彦根市に住むウクライナ人のケティ・ヤボルスカさんと夫の菊地崇さんは、ロシアによる軍事侵攻を受けて、母親のイリーナさん(50)と祖母のガリーナさん(81)の2人を今月22日に日本に避難させました。
2人はウクライナ第2の都市ハリコフに住んでいましたが、自宅の隣の建物が砲撃を受け、自宅の窓が割れるなど危険な状態になったため、避難を余儀なくされたということです。
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ウクライナから家族が日本に「残っている父が心配」滋賀 彦根
2022-03-27 10:17:02

ウクライナに住む母親と祖母を日本に避難させた滋賀県彦根市在住のウクライナ人の女性が取材に応じ「無事に日本に到着したことにとても安心しました」などと、今の心境を明かしました。


ケティさんは「母たちは西部のリビウまで、すし詰めの列車で移動してポーランドに逃れました。日本が避難者の受け入れを表明したことを知って避難を決断しました。侵攻が始まって以来、ずっとストレスにさらされていましたが、母と祖母が無事に日本に到着したことに、とても安心しました。しかし、父はウクライナに残っているので、とても心配です」と話していました。

また菊地さんは「ウクライナの人はとてもつらい思いをしています。日本の人にはひと事と捉えず、支援を続けてほしいです」と話していました。
ケティさんの母親と祖母は、現在は入国時の隔離措置のため彦根市の自宅の別の部屋にいますが、今月30日から滋賀県の施設に入居する予定です。
ケティさんの母親と祖母は、現在は入国時の隔離措置のため彦根市の自宅の別の部屋にいますが、今月30日から滋賀県の施設に入居する予定です。
ソース:NHK ニュース