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日銀が初の「連続指値オペ」午前は2426億円分の国債買い入れ
2022-03-29 03:44:49

日銀は長期金利の上昇を抑え込むため、29日から3日間、国債を利回り0.25%で無制限に買い入れる「連続指値オペ」と呼ばれる措置に初めて踏み切りました。午前の取り引きで日銀は2426億円分の国債を買い入れ、長期金利を0.25%以下に抑えた形です。
日銀は金融緩和策の一環として、長期金利の指標となっている満期までの期間が10年の国債の利回りを「プラスマイナス0.25%程度」の変動幅で推移するよう調節するとしています。
債券市場では、利上げに積極的なアメリカの長期金利が上昇している影響で、日本の国債も売られて長期金利の上昇圧力が強まっています。
このため日銀は長期金利の上昇を抑え込もうと、29日から3日間にわたって、国債を利回り0.25%で無制限に買い入れる「連続指値オペ」と呼ばれる措置に初めて踏み切りました。
国債は市場で買われると金利が下がるという関係にあり、日銀が利回りを指定して国債を制限なく買い入れることで、長期金利の上昇を抑える効果が見込まれます。
午前の取り引きで、日銀は国債を2426億円分買い入れ、長期金利を0.25%以下に抑えた形です。
一方、外国為替市場では28日、日米の金利差の拡大が強く意識され、一時1ドル=125円台まで円安が加速しましたが、29日は円を買い戻す動きも出て、1ドル=123円台で取り引きされています。
ソース:NHK ニュース