米べいオレゴン州しゅうの「尊厳死法そんげんしほう」、州外しゅうがいの住民じゅうみんも対象たいしょうに

医師いしの手助てだすけによる自殺じさつを認みとめた米べいオレゴン州しゅうの「尊厳死法そんげんしほう」をめぐり、対象たいしょうを州しゅうの住民じゅうみんのみと定さだめた居住条件きょじゅうじょうけんに反対はんたいする医師いしが裁判さいばんを起おこしたことを受うけ、オレゴン州しゅうはこのほど、居住条件きょじゅうじょうけんを適用てきようあるいは強制きょうせいしないことで合意ごういしました。これで州しゅうの住民じゅうみんでなくても、同州どうしゅうで医師いしの助たすけを借かりて尊厳死そんげんしすることが可能かのうになります。

１９９７年ねんに制定せいていされた同州どうしゅうの尊厳死法そんげんしほうでは、回復かいふくの見込みこみのない患者かんじゃが医師いしの助たすけを借かりて自みずからの命いのちを絶たつことを認みとめています。

同州どうしゅうのニコラス・ギデオンセ医師いしは、同法どうほうの対象たいしょうをオレゴン州しゅうの住民じゅうみんのみとする条件じょうけんに反対はんたいして訴訟そしょうを起おこしていました。これについてオレゴン州しゅうは２８日にち、「同法どうほうの下した、居住条件きょじゅうじょうけんの適用てきようあるいは執行しっこうはしないことを決定けっていした」との書面しょめんを裁判所さいばんしょに提出ていしゅつしました。この方針ほうしんについてはオレゴン州保健局しゅうほけんきょく、オレゴン州医療委員会しゅういりょういいんかい、マルトノマ郡地区検察ぐんちくけんさつも同意どういしているとしました。

ソース：NHK ニュース