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速報そくほうちゅう】ウクライナからの避難ひなんみん日本にっぽん到着とうちゃく 今後こんごは?

2022-04-05 04:11:28

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ウクライナから避難ひなんしてきたひとたちをせた政府せいふ専用せんよう午前ごぜん11時半じはんすぎ、羽田はた空港くうこう到着とうちゃくしました。避難ひなんみん今後こんごうごなど、とき系列けいれつくわしくお伝おつたします。

<11:35ごろ> 避難ひなんみん羽田はた空港くうこう到着とうちゃく

ウクライナからの避難ひなんみん20にんせた政府せいふ専用せんよう午前ごぜん11時半じはんすぎ、日本にっぽん到着とうちゃくしました。今後こんご避難ひなんみん検疫けんえき入国にゅうこく手続てつづて、国内こくない滞在たいざいさき移動いどうするなどすみやか受け入うけいすすめられることになります。政府せいふ今回こんかい入国にゅうこくする20にんふくめ、国内こくない受け入うけいれるすべての避難ひなんみんに対にたい自治体じちたい企業きぎょうなどとも連携れんけいしながらきめ細きめこま支援しえんおこないたいかんがです。

また関係かんけいしゃによりますと、ウクライナから避難ひなんしてきた20にん女性じょせいが15にん男性だんせいが5にんだということです。年齢ねんれいは6さいから66さいだということです。

<11:50すぎ> あつろうしょう検疫けんえきかん機内きないへ コロナ感染かんせん有無うむ検査けんさ

ウクライナから避難ひなんしてきたひとたちをせた政府せいふ専用せんよう午前ごぜん1150ふんすぎ、厚生こうせい労働ろうどうしょう検疫けんえきかん乗り込のりこみました。新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしていないか検査けんさするため機内きない検体けんたい採取さいしゅしたということです。検査けんさ結果けっかは1時間じかん程度ていど判明はんめいする見通みとおで、それまでは機内きない待機たいきしてもらうということです。陽性ようせいになった場合ばあいは、厚生こうせい労働ろうどうしょう確保かくほしている待機たいき施設しせつうつって療養りょうようしてもらうということです。

検査けんさ 入国にゅうこく手続てつづ

その後そのご入国にゅうこく手続てつづきがおこなわれ、受け入うけいさきまっているひと順次じゅんじ受け入うけいさき用意よういしたくるまなどで滞在たいざいさきへと移動いどうするということです。一方いっぽう受け入うけいさきまっていないひと厚生こうせい労働ろうどうしょう入国にゅうこくしゃ待機たいき施設しせつとして確保かくほしている羽田はた空港くうこうちかホテル滞在たいざいしてもらう予定よていです。

厚生こうせい労働ろうどうしょういずれ場合ばあい入国にゅうこく3にち検査けんさけてあらためて陰性いんせい確認かくにんされるまではできるだけ外出がいしゅつひかえてもらうとしています。

その後そのご受け入うけいさきまっていないひと出入国しゅつにゅうこく在留ざいりゅう管理かんりちょう確保かくほしたべつ一時いちじ滞在たいざいさきのホテル移動いどう受け入うけいさきとなる自治体じちたい企業きぎょうなどさがことになるということです。

検査けんさ陽性ようせいとなった場合ばあいは、厚生こうせい労働ろうどうしょう確保かくほしているべつ待機たいき施設しせつうつって療養りょうようしてもらうということです。

きわめて異例いれい対応たいおうだ」

国際こくさいNGO「難民なんみんたすけるかい」の会長かいちょう人道じんどう支援しえんくわしい立教りっきょう大学だいがく大学院だいがくいんちょう有紀ゆきえだ教授きょうじゅは「これまで日本にっぽん政府せいふ紛争ふんそうからのがれるひと積極せっきょくてき受け入うけいれてこなかったので、政府せいふ専用せんよう使つかって移動いどう手段しゅだん確保かくほ生活せいかつ支援しえんまで検討けんとうするというのはきわめて異例いれい対応たいおうだ」と指摘してきしています。

そのうえで「ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこう批判ひはんされるべきでウクライナから避難ひなんみん積極せっきょくてき受け入うけいれるのはよいことだが、アフガニスタンなど紛争ふんそうによって人道的じんどうてき困難こんなん立場たちばかれるひとたちがケースほかにもある日本にっぽんこれきっかけ紛争ふんそうからのがれたひとたちをできる範囲はんい積極せっきょくてき受け入うけいれていくべきで、人道的じんどうてき観点かんてんから世界せかい貢献こうけんすることは日本にっぽん国益こくえきにもかなうとおも」とはなしています。

避難ひなんみん」と「難民なんみん」のちがとは?

ウクライナから日本にっぽん避難ひなんするひとたちについて政府せいふ人道じんどうじょう配慮はいりょから「避難ひなんみん」として日本にっぽんでの在留ざいりゅうみとめていますが、この避難ひなんみん」ということばは国際こくさい条約じょうやくもとづく難民なんみん」とはことなり法律ほうりつじょう規定きていはありません。

国際こくさい条約じょうやくもとづく難民なんみん」は人種じんしゅ宗教しゅうきょう政治せいじてき意見いけんなど理由りゆうそのくににとどまれば迫害はくがいけるそれあるひとたちで、本人ほんにんからの申請しんせいもとづいて法務ほうむ大臣だいじん認定にんていします。

難民なんみん」に認定にんていされれば
定住ていじゅうみとめられ永住えいじゅう許可きょか要件ようけん緩和かんわされるほか
年金ねんきん児童じどう扶養ふよう手当てあて健康けんこう保険ほけんなど日本人にっぽんじんおな条件じょうけんけることができますが
他国たこくからの軍事ぐんじ侵攻しんこう理由りゆう避難ひなんするひと日本にっぽんでは一般いっぱんてき認定にんていされません。

認定にんていNPO法人ほうじん難民なんみん支援しえん協会きょうかいによりますと、おととし各国かっこく難民なんみん認定にんていすう認定にんていりつ
▽ドイツが6まん3000にんあまで41.7%
▽カナダが1まん9000にんあまりで55.2%
▽フランスが1まん8000にんあまりで14.6%
などとなっています。
一方いっぽう
日本にっぽんは47にん、0.5%で
難民なんみん支援しえんする団体だんたいなどからは「日本にっぽん欧米おうべいくらべて認定にんてい基準きじゅんきびしすぎる」といった批判ひはんがあります。

出入国しゅつにゅうこく在留ざいりゅう管理かんりちょう難民なんみん認定にんていすくない理由りゆうについて、申請しんせいなか治安ちあんへの不安ふあん親族しんぞくとのトラブルなど国際こくさい条約じょうやくじょうの『難民なんみん』に該当がいとうしないものがおおことなどをげています。

ウクライナから避難ひなんしたひとから難民なんみん申請しんせいがあった場合ばあい対応たいおうについて政府せいふは「申請しんせい内容ないよう審査しんさしたうえで適切てきせつ認定にんていする。難民なんみんみとめられなかった場合ばあいでも人道じんどうじょう配慮はいりょ必要ひつようみとめられるもの在留ざいりゅうみとめることになる」としています。

政府せいふ生活せいかつ医療いりょう支給しきゅうほか必要ひつようおうじてども教育きょういくなどかかる費用ひよう負担ふたんする方向ほうこう検討けんとうすすめていますが、こうした対応たいおうきわめて異例いれいです。
ソース:NHK ニュース