この問題を受け、制服を受注した、武蔵野市に本社を置く「ムサシノ商店」の田中秀篤社長が7日、会見を開きました。
それによりますと、この春の入学に向け、都立高校や公立の中学校およそ300校、3万人分の制服を受注したということですが、7日の入学式までに中高生合わせて100人ほどに制服を届けられなかったということです。
理由として、生産メーカーからの納期が1週間程度遅れたことや、制服の注文が先月に集中したことで、対応できなかったと説明しています。
ここ数日、保護者から問い合わせが殺到するまで、遅れる可能性があると生徒側に伝えていなかったことについては「間に合うと思っていたが、認識が甘かった」としています。
そのうえで、田中社長は「子どもたちの学生生活の第一歩という時に不安な気持ちにさせてしまい、大変申し訳ありません。一刻も早く届けて信頼回復に努めていきたい」と謝罪しました。
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“新入生100人ほど入学式までに制服届けられず” 社長が謝罪
2022-04-07 04:04:47

東京都内の高校や中学校の入学式の直前まで制服が届かなかった問題で、受注した武蔵野市の会社が7日会見し、先月に受注が集中したことなどを理由に、新入生100人ほどに7日の入学式までに制服を届けられなかったとして、謝罪しました。
都内では、7日の入学式を前に、新入生の保護者から「入学式の前日になっても注文した制服が届かない」という連絡が相次いで寄せられ、都の教育委員会が中学校の制服や私服での入学式参加を認めるよう、各学校に異例の呼びかけをしていました。

ソース:NHK ニュース