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フランス大統領だいとうりょう選挙せんきょ 投票とうひょうはじまる あすあさには大勢たいせい判明はんめい見通みとお

2022-04-10 10:18:51

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5ねんに1のフランス大統領だいとうりょう選挙せんきょは、日本にっぽん時間じかんの10にち午後ごご3から投票とうひょうはじまりました。
今回こんかい選挙せんきょでは、ウクライナ情勢じょうせいへの対応たいおうたる現職げんしょくのマクロン大統領だいとうりょう優勢ゆうせいとみられていましたが、燃料ねんりょう価格かかくなど高騰こうとうへの対応たいおうをめぐり、終盤しゅうばんになって極右きょくう政党せいとう急進きゅうしん左派さは候補こうほ急速きゅうそく支持しじばし、はげしい追い上おいあせています。

フランス大統領だいとうりょう選挙せんきょ投票とうひょうは10にち午前ごぜん8から、日本にっぽん時間じかんの10にち午後ごご3からフランス各地かくちおよそ7まんか所かしょ投票とうひょうしょ一斉いっせいはじまりました。

今回こんかい選挙せんきょには12にん立候補りっこうほしていて、8にちよる時点じてんでの各種かくしゅ世論せろん調査ちょうさ支持しじりつ平均へいきん
▽2目指めざ現職げんしょく中道ちゅうどうマクロン大統領だいとうりょうが26%
極右きょくう政党せいとうのルペンぜん党首とうしゅが23%
急進きゅうしん左派さは政党せいとうのメランション下院かいん議員ぎいんが17%
などとなっています。

ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうはじまって以降いこう、マクロン大統領だいとうりょうはEU=ヨーロッパ連合れんごう議長ぎちょうこくとして外交がいこうてき解決かいけつちからくす一方いっぽう、ロシアへの制裁せいさい議論ぎろん主導しゅどうし、支持しじあつめてきました。

しかし燃料ねんりょう価格かかくをはじめとした物価ぶっか高騰こうとう所得しょとくひく労働ろうどうしゃそう中心ちゅうしん不満ふまんたかまり、経済けいざい対策たいさく生活せいかつ水準すいじゅん向上こうじょううったえるルペン候補こうほ急速きゅうそく支持しじばし、マクロン大統領だいとうりょうせまいきおせています。

また世論せろん調査ちょうさによりますと、30%程度ていどひとだれ投票とうひょうするかめておらず、有権者ゆうけんしゃ動向どうこう注目ちゅうもくされます。

投票とうひょう日本にっぽん時間じかんの11にち午前ごぜん3締め切しめきられ、即日そくじつ開票かいひょうされて11にちあさには大勢たいせい判明はんめいする見通みとおですが、過半数かはんすう得票とくひょうする候補こうほしゃがいなければ今月こんげつ24にち決選けっせん投票とうひょうおこなわれます。

投票とうひょうりつは25.48% 前回ぜんかいを3ポイント下回したまわ現地げんち 正午しょうご現在げんざい

フランス内務省ないむしょうによりますと、正午しょうご現在げんざい日本にっぽん時間じかん午後ごご7現在げんざい投票とうひょうりつは、25.48%となっていて、5ねんまえ前回ぜんかい選挙せんきょを3ポイントあま下回したまわっています。

※2017ねんのフランス大統領だいとうりょう選挙せんきょ正午しょうご現在げんざい投票とうひょうりつ(28.54%)

有力ゆうりょく候補こうほ次々つぎつぎ投票とうひょう

フランス大統領だいとうりょう選挙せんきょ日本にっぽん時間じかんの10にち午後ごごから投票とうひょうはじまり、有力ゆうりょくされている候補こうほたちが次々つぎつぎいちひょうとうじています。

このうち現職げんしょくのマクロン大統領だいとうりょうはブリジット夫人ふじん自宅じたくある北部ほくぶのルトゥケの投票とうひょうしょおとずれ、あつまった支持しじしゃたちとあいさつをわしたあと投票とうひょうしました。

選挙せんきょせん終盤しゅうばんにマクロン大統領だいとうりょうはげしく追い上おいあげた極右きょくう政党せいとうのルペンぜん党首とうしゅとう地盤じばんひと北部ほくぶのエナン・ボーモンの投票とうひょうしょおとずれ、有権者ゆうけんしゃとの写真しゃしん撮影さつえいおうじたあと投票とうひょうしました。

また急進きゅうしん左派さはのメランション下院かいん議員ぎいんもみずからの選挙せんきょある南部なんぶマルセイユの投票とうひょうしょおとずれ、おお報道陣ほうどうじんカメラまえ投票とうひょうませました。

有権者ゆうけんしゃ

パリ16ある投票とうひょうしょでは、午前ごぜん8投票とうひょう開始かいし時刻じこくなると、おお有権者ゆうけんしゃおとずれ、次々つぎつぎひょうとうじていました。

61さい医師いし男性だんせいは「世界せかいにおけるフランスの立場たちば大事だいじです。いまは戦争せんそうきていて、わたしたちは単独たんどくでいるよりもおおくにとともに行動こうどうするほうくにまもことになるおも」とべ、国際こくさい社会しゃかいとともにウクライナ情勢じょうせい対応たいおうするマクロン大統領だいとうりょう投票とうひょうしたとはなしていました。

一方いっぽう、83さい女性じょせいは「まずしいひとたすけるべきです。ウクライナの戦争せんそうどのくにおなだとおもいますが、物価ぶっかがあまりにもたかすぎていたいものもえず、だれもがゆたとはいえません」とはなし、マクロン大統領だいとうりょうではなく経済けいざい対策たいさく重視じゅうしするほか候補こうほ投票とうひょうしたことを示唆しさしていました。

また、20さい大学生だいがくせい外交がいこう在り方ありかたについて「候補こうほしゃなかにはフランスをうちにしようとしているひともいます。完全かんぜん孤立こりつすることはけっしてのぞましくありません。孤立こりつするのでもなく、ほかくに完全かんぜん同調どうちょうするのでもなく、バランスべきです」とはなし、NATOからの離脱りだつなどうったえる候補こうほ主張しゅちょう懸念けねんしめしていました。
ソース:NHK ニュース