斉藤さいとう国交こっこう相しょう「JR西日本にしにほんは地域ちいきとの対話たいわを」地方ちほう路線ろせん赤字あかじ公表こうひょうで

JR西日本にしにほんが、特とくに利用りようが少すくない地方ちほう路線ろせんの収支しゅうしがすべて赤字あかじだと公表こうひょうしたことについて、斉藤さいとう国土こくど交通こうつう大臣だいじんはJRに対にたいし、地域ちいきごとに公共こうきょう交通こうつうの議論ぎろんが円滑えんかつに進すすむよう対話たいわや情報じょうほうの開示かいじを一層いっそう進すすめることを求もとめました。

JR西日本にしにほんは11日にち、利用りよう者しゃが特とくに少すくない地方ちほう路線ろせんでは、2020年度ねんどまでの過去かこ3年間ねんかんの平均へいきんの収支しゅうしが30の線区せんくすべてで赤字あかじとなっていることを初はじめて公表こうひょうしました。

これについて、斉藤さいとう国土こくど交通こうつう大臣だいじんは12日にち、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「ローカル線せんの問題もんだいは地域ちいきの関係かんけい者しゃが一体いったいとなって取り組とりくむことが必要ひつようだ。鉄道てつどう事業じぎょう者しゃが利用りよう状況じょうきょうを明あきらかにするのは有意義ゆういぎなことだ」と述のべました。

その一方いっぽうで、斉藤さいとう大臣だいじんは沿線えんせん自治体じちたいから路線ろせんの廃止はいしにつながりかねないと懸念けねんの声こえも出でていることを踏ふまえ、「利用りよう形態けいたいは地域ちいきによりさまざまで、一律いちりつに取り扱とりあつかうことは適当てきとうではない。JR西日本にしにほんには各かく線区せんくの利用りよう客きゃくの実態じったいや路線ろせん全体ぜんたいや大だい都市とし部ぶの輸送ゆそう動向どうこうなどについても情報じょうほう共有きょうゆうすることで、地域ちいきとの対話たいわを円滑えんかつに進すすめることを期待きたいしている」と述のべ、JRに対にたいし地域ちいきごとに対話たいわや情報じょうほう開示かいじを一層いっそう進すすめることを求もとめました。

ソース：NHK ニュース