「ネットの暴力ぼうりょくだ」食事しょくじの配達巡はいたつめぐり“批判ひはん”受うけ…ロックダウンの上海しゃんはいで女性自殺じょせいじさつ

　中国ちゅうごく・上海しゃんはいで、食事しょくじの配達はいたつを巡めぐり批判ひはんにさらされた女性じょせいが自殺じさつし「ネットの暴力ぼうりょくだ」と問題もんだいになっています。
　上海しゃんはいに住すむ女性じょせいは3日みっか、別べつの地区ちくに暮くらす父親ちちおやのために、料理りょうりした食事しょくじを複数ふくすうのパックに詰つめ生鮮食品せいせんしょくひんなどとともに配達はいたつを依頼いらいしました。
　通常つうじょうなら1時間足じかんたらずの距離きょりでしたが、各所かくしょで交通規制こうつうきせいが敷しかれていたうえ最後さいごの2キロは徒歩とほで運はこぶことになったため、4時間以上じかんいじょうかかったということです。
　親孝行おやこうこうする姿すがたに胸むねを打うたれた配達はいたつの男性だんせいは当初料金とうしょりょうきんを拒こばみましたが、最終的さいしゅうてきには200元げん（約やく3800円えん）を受うけ取とりました。
　ところが後日ごじつ、女性じょせいが男性だんせいへの感謝かんしゃをSNSに投稿とうこうしたところ「料金りょうきんが安やすすぎる」などと、批判ひはんが殺到さっとう。
　気きに病やんだ女性じょせいは7歳さいの子こどもを残のこし自みずから命いのちを絶たちました。
　この事件じけんを受うけて「ネットの暴力ぼうりょくだ」などと問題視もんだいしする声こえがあふれ中国ちゅうごくでも中傷行為ちゅうしょうこういに懸念けねんが高たかまっています。

ソース：NHK ニュース