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プーチン大統領だいとうりょう作戦さくせん継続けいぞく発言はつげん ゼレンスキー大統領だいとうりょうつよ非難ひなん

2022-04-13 02:54:54

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ロシアぐんがウクライナ東部とうぶ中心ちゅうしん空爆くうばくつづけるなど攻勢こうせいつよめるなか、プーチン大統領だいとうりょう現時点げんじてんでは停戦ていせんおうじず、軍事ぐんじ侵攻しんこうつづけていくかんが強調きょうちょうしたことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは「自国じこく兵士へいしおおいのち犠牲ぎせいにする計画けいかくだれ承認しょうにんするのか」とつよ非難ひなんしました。

プーチン大統領だいとうりょう目的もくてき達成たっせいされるまで軍事ぐんじ作戦さくせん継続けいぞく

ロシアぐんは、ウクライナ東部とうぶ中心ちゅうしん空爆くうばくつづけるなど攻勢こうせいつよめていて、アメリカ国防こくぼう総省そうしょう高官こうかんは12にち、ロシアぐん軍事ぐんじ侵攻しんこう開始かいしして以降いこうこれまでに1540はつ以上いじょうのミサイルを発射はっしゃしたと指摘してきし、ウクライナ東部とうぶへの重点じゅうてんてき空爆くうばくつづけているとの見方みかたしめしました。
また、ウクライナに投入とうにゅうされているロシアぐん戦力せんりょくについて、侵攻しんこうはじめるまえくらべて80%あま低下ていかしたと推定すいていされるものの、東部とうぶハルキウしゅうあるイジュームの北側きたがわおよそ60キロ地点ちてんでは、部隊ぶたいへの補給ほきゅうなど目的もくてきとしたロシアぐん車列しゃれつ確認かくにんできるとしています。
こうしたなか、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは12にち、ロシア極東きょくとうおこなったベラルーシのルカシェンコ大統領だいとうりょうとの首脳しゅのう会談かいだんのあと会見かいけんし、ウクライナとおこなっている停戦ていせん交渉こうしょうについて「ウクライナが合意ごういから後退こうたいし、こう着こうちゃく状態じょうたいおちいった」と非難ひなんしました。

そのうえで「目的もくてき達成たっせいされるまで軍事ぐんじ作戦さくせん継続けいぞくする」とべ、現時点げんじてんでは停戦ていせんおうじず軍事ぐんじ侵攻しんこうつづけていくかんが強調きょうちょうしました。

これに対にたい、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは13にち公開こうかいしたビデオメッセージで「このような作戦さくせん世界せかいだれ理解りかいすることができない。わずか1か月かげつあま自国じこく兵士へいしおおいのち犠牲ぎせいにする計画けいかくどうしたらてくるのか。だれ計画けいかく承認しょうにんするのか」とつよ非難ひなんしました。

一方いっぽう東部とうぶ要衝ようしょうマリウポリでロシアぐん有毒ゆうどく物質ぶっしつ使つかった攻撃こうげきおこなったという情報じょうほうあることについて、アメリカ国防こくぼう総省そうしょう高官こうかんは12にちに「現時点げんじてん化学かがく物質ぶっしつ使用しようについて確認かくにんできておらずいま評価ひょうかつづけている」とべ、状況じょうきょう注視ちゅうししていくかんがしめしました。

また、OPCW=化学かがく兵器へいき禁止きんし機関きかん報道ほうどうかんも12にち声明せいめいし「ウクライナの状況じょうきょう注視ちゅうししており、マリウポリでの化学かがく兵器へいき使用しように関にかんしてメディアつたえられた確認かくにん情報じょうほうについて懸念けねんしている」として、今後こんご状況じょうきょう監視かんししていくとしています。

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかん「ロシアの責任せきにん きびしくわれなければならない」

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは、午前ごぜん記者きしゃ会見かいけんで「プーチン大統領だいとうりょう発言はつげん承知しょうちしているが、コメント差し控さしひかえたい。わが国わがくにはロシアぐんによりウクライナでおお市民しみん犠牲ぎせいになっていることをきわめて深刻しんこく受け止うけとめている。こうした残虐ざんぎゃく行為こうい真相しんそうあきらかにされ、ロシアの責任せきにんきびしくわれなければならない」とべました。

そのうえで「一刻いっこくはやくロシアの侵略しんりゃくをやめさせ、撤退てったいさせるため、引き続ひきつづG7=主要しゅよう7か国かこくふく国際こくさい社会しゃかい連携れんけいして適切てきせつ対応たいおうしていく」とべました。

また記者きしゃだんから「プーチン大統領だいとうりょう経済けいざい制裁せいさいに対にたいして強気つよき姿勢しせいしめしたが、日本にっぽん経済けいざい制裁せいさい効果こうかは」とわれたのに対にたいし「経済けいざい制裁せいさい効果こうかまでは一般いっぱん一定いってい時間じかんようするかんがえられるが、物価ぶっか上昇じょうしょう外国がいこく企業きぎょう撤退てったい操業そうぎょう停止ていしなど、すでにロシア経済けいざいにさまざまな影響えいきょうている。引き続ひきつづG7をはじめとする国際こくさい社会しゃかい連携れんけいし、ロシアに対にたいする外交がいこうてき経済けいざいてき圧力あつりょく強化きょうかし、強固きょうこ制裁せいさいこうじていく」とべました。
ソース:NHK ニュース