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反ワクチン団体幹部を逮捕 建造物侵入の疑い 接種妨害か
2022-04-20 02:52:23

今月、新型コロナウイルスのワクチン接種が行われていた東京 渋谷区のクリニックに無断で立ち入ったとしてワクチンに反対する団体の関係者4人が逮捕された事件で、警視庁は20日、団体の幹部を新たに建造物侵入の疑いで逮捕しました。
ワクチンの接種を妨害しようとした疑いがあるとみて調べています。
ワクチンの接種を妨害しようとした疑いがあるとみて調べています。
逮捕されたのは、新型コロナウイルスのワクチン接種に反対する活動をしている団体、「神真都Q会」(やまときゅうかい)の幹部、倉岡宏行容疑者(43)です。
警視庁によりますと、今月7日、子どもを対象にワクチンの接種が行われていた東京 渋谷区のクリニックに無断で立ち入ったとして、建造物侵入の疑いが持たれています。
この事件をめぐっては団体の関係者4人がすでに逮捕されていますが、警視庁が捜査した結果、倉岡容疑者も当時、一緒にクリニックに立ち入った疑いがあることが分かったということです。
関係者によりますと、代表らはワクチン接種に反対する内容のビラを配りながら大きな声で騒いでいたということで、クリニックは一時騒然となり、接種がおよそ1時間にわたって中断しました。
警視庁はワクチンの接種を妨害しようとした疑いがあるとみて、詳しいいきさつを調べています。
容疑者の認否については明らかにしていません。
神真都Q会とは
「神真都Q会」は東京 港区にある団体で、ホームページによりますと、東京の本部のほか、全国に20以上の支部があるとされています。
捜査関係者によりますと、去年の秋ごろに結成され、各地で新型コロナウイルスのワクチン接種に反対するデモ活動などを行っているということです。
「新型コロナウイルスは存在しない」とか、「ワクチンは体に悪影響をもたらす」などと主張していて、先月都内で行われたデモには300人を超える人が集まったということです。
また、東京ドームなどワクチンの集団接種会場にメンバーが押しかけてトラブルになったこともあり、警視庁などが警戒を強化していました。
捜査関係者によりますと、去年の秋ごろに結成され、各地で新型コロナウイルスのワクチン接種に反対するデモ活動などを行っているということです。
「新型コロナウイルスは存在しない」とか、「ワクチンは体に悪影響をもたらす」などと主張していて、先月都内で行われたデモには300人を超える人が集まったということです。
また、東京ドームなどワクチンの集団接種会場にメンバーが押しかけてトラブルになったこともあり、警視庁などが警戒を強化していました。
ソース:NHK ニュース