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韓国 外相候補 “慰安婦問題 日韓合意は両国間の公式な合意”
2022-04-20 08:22:43

韓国で来月発足する新政権の外相候補に指名されたパク・チン(朴振)氏は、慰安婦問題をめぐる7年前の日韓合意について「公式な合意だ」としたうえで、元慰安婦の女性たちの名誉と尊厳を回復するため、日韓両国がともに努力する必要があるという考えを強調しました。
韓国で来月10日に就任するユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領から新政権の外相候補に指名された、最大野党のベテラン議員のパク・チン氏は20日、慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認した2015年の日韓合意をめぐる立場について記者団から問われました。
これに対しパク氏は「両国間の公式な合意だ」としたうえで「被害者の名誉と尊厳を回復するために韓国と日本がともに努力する必要がある」と強調しました。
ただ、具体的な対応には言及しませんでした。
慰安婦問題をめぐる日韓合意についてムン・ジェイン(文在寅)政権は、公式な合意だとしながらも、これに基づいて設立された元慰安婦の女性たちへの支援事業を行う財団を解散することを2018年に発表しています。
ユン次期大統領は、新政権の発足に先立って、今月24日から5日間の日程でチョン・ジンソク(鄭鎮碩)国会副議長をはじめ、元外交官や専門家などからなる代表団を東京に派遣し、日本側と意見を交わすことにしていて、両国間の懸案を解決するための土台の構築につなげたいとしています。
官房長官「ユン次期大統領のリーダーシップに期待」
松野官房長官は、記者会見で「発言は承知している。慰安婦問題に関する日韓合意は、両政府が多大な外交努力のすえに問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認したものだ。国と国との約束であり、これを守ることは国家間の関係の基本だ」と述べました。
そのうえで「国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき日韓関係を発展させていく必要があり、ユン次期大統領のリーダーシップに期待している」と述べました。
そのうえで「国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づき日韓関係を発展させていく必要があり、ユン次期大統領のリーダーシップに期待している」と述べました。
ソース:NHK ニュース