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ウクライナから避難ひなんどもしょう学校がっこう通学つうがく 東京とうきょう 千代田ちよだ

2022-04-20 08:24:37

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ウクライナから避難ひなんしてきたどもたちのなかには、日本にっぽん小学校しょうがっこうかよはじめているもいて、都内とない小学校しょうがっこうではマンツーマンの日本語にほんご指導しどう担当たんとうしゃをつけるなどしてサポートしています。

ウクライナの首都しゅとキーウから先月せんげつ、ウクライナ国内こくないおっとのこし、3にんどもとともに知人ちじんたよって避難ひなんしてきたオルガ・ジュラベルさん(43)は、千代田ちよだ区内くないで、日本にっぽんでの生活せいかつはじめています。

オルガさんは、教育きょういくける機会きかいうしなわせたくないと相談そうだんし、次女じじょ小学しょうがく6年生ねんせいのオリビアさんと、長男ちょうなん小学しょうがく3年生ねんせいのヤンさんは、今月こんげつから区内くない小学校しょうがっこうかよっています。

小学校しょうがっこうではしゅうに3かい日本語にほんごおそわる時間じかんもうけられていて、20にちはオリビアさん日本語にほんご指導しどう担当たんとうしゃからおそわりながら「どうぶつ」の単語たんご読み上よみあげたり、ひらがなをいたりしていました。

そしてやす時間じかんなると、クラス友達ともだちがオリビアさんのもとにあつまって、日本語にほんご英語えいごまじえながらはなし、オリビアさんはウクライナ単語たんご友達ともだちおしえていました。

またクラス友達ともだちが、オリビアさんめるように、ウクライナ翻訳ほんやくしてつくった学級がっきゅう新聞しんぶん手渡てわた場面ばめんもありました。

オリビアさんは「学校がっこうです。とく体育たいいく給食きゅうしょくそれえがことがです。また友達ともだちつくりたいです。友達ともだちができればたすけてもらえるわたし友達ともだちたすけられるからです」とはなしていました。

小学校しょうがっこうでは、日本語にほんご指導しどうほかしゅうに2にち通訳つうやくなど支援しえんしていて、村田むらた悦子えつこ校長こうちょうは「ことばのかべやメンタルめんでのサポートをおこないながら、まなべる環境かんきょうつくっていきたい」とはなしていました。

母親ははおや日本語にほんごからないことを心配しんぱい

オルガ・ジュラベルさん(43)は、どもたちの教育きょういくめてはいけないというおもから、どもたちがウクライナの学校がっこう使つかっていた教科書きょうかしょを、スーツケースいっぱいめて日本にっぽん避難ひなんしてきました。

オルガさんは、どもたちの様子ようすについて「ウクライナにのこっている、ほかどもたちよりも精神せいしんてき負担ふたんかるおもいます。ただ侵攻しんこう当初とうしょは、爆発ばくはつおん飛行機ひこうきおとなどとてもこわがり、とても神経質しんけいしつになっていました」とはなしていました。

そして小学校しょうがっこうでの生活せいかつについて「どもたちは、とても日本にっぽん学校がっこうです。先生せんせいたちも、とてもやさしい面倒めんどうよくみてくれます。どもたちが勉強べんきょうできてわたしもうれしいです。しかし日本にっぽんからないことをいちばん心配しんぱいしています。とく6年生ねんせいのオリビアは小学校しょうがっこう最後さいご学年がくねんなので、わたしとてもにしています。彼女かのじょは、あまり理解りかいできていないかもしれないので、中学校ちゅうがっこうこまかもしれない」と、来年らいねん中学生ちゅうがくせいなる次女じじょのオリビアさんのことをとく心配しんぱいしていました。

そして今後こんごについては「当面とうめん日本にっぽん学校がっこうかよことになるかんがえています。戦争せんそうわっても、おそらく2ねんから3ねんはウクライナは安全あんぜんではないのでもどれないでしょう」とはなしていました。
ソース:NHK ニュース