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ロシア軍 マリウポリで圧力強める 停戦交渉は見通し立たず
2022-04-21 02:57:32

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでは、東部の要衝マリウポリで、ロシア軍が、ウクライナ側の部隊に武装解除して降伏するよう圧力を強めていて、攻防は一段と激しさを増しています。一方、ウクライナの高官は、停戦に向けた交渉の用意があることを明らかにしていますが、交渉が進むのか見通しは立っていません。
ロシア国防省は20日、ウクライナ東部など各地をミサイルで攻撃したほか、ロシア空軍による攻撃で、ウクライナ軍の指揮所や弾薬庫など73か所を破壊したと発表しました。

アメリカ国防総省の高官は20日、ロシア軍がウクライナ東部で攻撃を強めながら、引き続き追加の部隊をこの地域に投入するなど、戦力を増強する動きがみられると指摘しました。

また、東部の要衝マリウポリではウクライナ側の部隊が拠点としている製鉄所で激しい抵抗がみられるなどとして攻防は一段と激しさを増しているとの見方を示しています。
ロシア国防省はマリウポリの防衛にあたるウクライナ側の部隊に対して、日本時間の20日夜8時以降、武装解除して降伏するよう重ねて呼びかけ、圧力を強めています。
こうした中、ウクライナのポドリャク大統領府顧問はマリウポリの状況について20日、ツイッターに投稿し「マリウポリで交渉のための特別な会合を無条件で直ちに行う用意がある。アゾフ大隊や兵士、民間人、子どもたち、生存者、けが人、全員を救うためだ」としてロシア側と停戦に向けた交渉の用意があることを明らかにしていますが、交渉が進むのか見通しは立っていません。
一方、国連のグテーレス事務総長は19日、停戦の実現に向けてロシアとウクライナを訪れ話し合いたいとして、プーチン大統領とゼレンスキー大統領それぞれに対し、訪問を受け入れるよう要請しました。
ロシアがウクライナに軍事侵攻して以降、グテーレス事務総長は、停戦の実現に向けて仲介の役割を果たす考えを繰り返し強調していて、19日には、正教会の復活祭に合わせて21日から4日間の人道的な停戦を呼びかけています。
ロシア国防省はマリウポリの防衛にあたるウクライナ側の部隊に対して、日本時間の20日夜8時以降、武装解除して降伏するよう重ねて呼びかけ、圧力を強めています。
こうした中、ウクライナのポドリャク大統領府顧問はマリウポリの状況について20日、ツイッターに投稿し「マリウポリで交渉のための特別な会合を無条件で直ちに行う用意がある。アゾフ大隊や兵士、民間人、子どもたち、生存者、けが人、全員を救うためだ」としてロシア側と停戦に向けた交渉の用意があることを明らかにしていますが、交渉が進むのか見通しは立っていません。
一方、国連のグテーレス事務総長は19日、停戦の実現に向けてロシアとウクライナを訪れ話し合いたいとして、プーチン大統領とゼレンスキー大統領それぞれに対し、訪問を受け入れるよう要請しました。
ロシアがウクライナに軍事侵攻して以降、グテーレス事務総長は、停戦の実現に向けて仲介の役割を果たす考えを繰り返し強調していて、19日には、正教会の復活祭に合わせて21日から4日間の人道的な停戦を呼びかけています。
ソース:NHK ニュース