蓄電池ちくでんち 2030年ねんに世界せかいシェア20％ 初はじめての目標もくひょう示しめす 経けい産さん省しょう

電気でんき自動車じどうしゃの普及ふきゅうなどに伴ともなって世界せかい的てきに需要じゅようの拡大かくだいが見込みこまれる蓄電ちくでん池ちについて、経済けいざい産業さんぎょう省しょうは、中国ちゅうごくや韓国かんこくとの激はげしい競争きょうそうで低下ていかしている日本にっぽんメーカーの世界せかいシェアを2030年ねんに20％まで高たかめるとした初はじめての目標もくひょうを示しめしました。

蓄電池ちくでんちは、電気でんき自動車じどうしゃの普及ふきゅうなどに伴ともなって世界せかい的てきな需要じゅようの拡大かくだいが見込みこまれるうえ、再生さいせい可能かのうエネルギーによる電力でんりょくを効率こうりつ的てきに活用かつようするためのカギとされていますが、日本にっぽんメーカーは、中国ちゅうごくや韓国かんこくとの激はげしい競争きょうそうで、世界せかい市場しじょうのシェアが2015年ねんの40％からおととし時点じてんで15％に低下ていかしています。

こうした状況じょうきょうを踏ふまえ、経済けいざい産業さんぎょう省しょうは官民かんみんの協議きょうぎ会かいで議論ぎろんを重かさね、22日にちの会合かいごうで国際こくさい競争きょうそう力りょくの強化きょうかに向むけた初はじめての目標もくひょうを示しめしました。

それによりますと、2030年ねんに日本にっぽんメーカーによる蓄電池ちくでんちの製造せいぞう能力のうりょくを、電気でんき自動車じどうしゃに換算かんさんしておよそ800万まん台だい分ぶんにあたる600ギガワットアワーに増ふやし、世界せかいシェアを20％まで高たかめるとしています。

そのうえで、国内こくないの製造せいぞう基盤きばんを強つよめるため、資金しきん面めんの支援しえんや、技術ぎじゅつ者しゃの育成いくせいなどの取り組とりくみを一段いちだんと拡充かくじゅうするとしています。

萩生田はぎうだ経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんは会合かいごうで「蓄電池ちくでんちは中国ちゅうごくや韓国かんこくの企業きぎょうが政府せいふ一体いったいとなって積極せっきょく的てきな投資とうしを行おこない、すさまじい勢いきおいで成長せいちょうしている。日本にっぽんも国くにが一いち歩ほ前まえに出でてしっかり支援しえんする必要ひつようがあり、今回こんかいが最後さいごのチャンスだと思おもう」と述のべました。

ソース：NHK ニュース