ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めてから24日で2か月となりました。
ロイター通信やAP通信など複数のメディアは、ウクライナ大統領府の顧問の話として、アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官が首都キーウを訪れ、24日にゼレンスキー大統領と会談を行ったと伝えました。
会談についてアメリカ政府は発表していませんが、ゼレンスキー大統領は23日に行った記者会見で、両長官と24日にキーウで会談するとしたうえで「私たちが必要としている武器や供与してもらえる時期について話し合うことになるだろう」と述べていて、アメリカによるウクライナへの軍事支援などについて協議したとみられます。
ロシアによる軍事侵攻が始まってからアメリカの主要閣僚がウクライナの首都を訪問するのは初めてです。
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米 国務・国防 両長官キーウ訪問 軍事支援など協議か
2022-04-25 02:49:11

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから24日で2か月となる中、複数のメディアは、アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官が侵攻後初めて、首都キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談したと伝え、軍事支援などについて協議したとみられます。
一方、ロシア軍が東部を中心に広い範囲で攻撃を行う中、南部ではロシア側が住民投票を計画しているという分析もあり、実効支配に向けた動きを強めているとみられます。
一方、ロシア軍が東部を中心に広い範囲で攻撃を行う中、南部ではロシア側が住民投票を計画しているという分析もあり、実効支配に向けた動きを強めているとみられます。

ロシア軍 東部中心に攻撃 南部で実効支配の動きも

一方、ウクライナでは24日、キリストの復活を祝う復活祭の日を迎えましたが、こうした中でも、ロシア軍は東部を中心に広い範囲で攻撃を行っています。
東部ルハンシク州の知事は24日、州西部にある住宅街がミサイル攻撃を受け、8人が死亡し2人がけがをしたと明らかにしました。
また東部ハルキウ州の当局も24日、ロシア軍による砲撃で子どもを含む3人がけがをしたと発表しました。
さらに、東部マリウポリについて、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は24日、ツイッターに投稿し、ウクライナ側の部隊が拠点としてきたアゾフスターリ製鉄所のある地域について「復活祭の日を迎えたまさに今も、ロシア軍はアゾフスターリを攻撃し続けている。市民や部隊がいる場所が攻撃にさらされている」と明らかにしました。
こうした中、イギリス国防省は24日、ウクライナでの戦況について「ロシアは南部のヘルソンで、占領を正当化するための住民投票を計画している」とする分析を公表し、実効支配に向けた動きを強めているとみられます。
ウクライナは、アメリカなどに対して一層の軍事支援を求めながら、徹底抗戦をする構えで、これに反発するロシアが攻撃を一段と激化させることも懸念されます。
東部ルハンシク州の知事は24日、州西部にある住宅街がミサイル攻撃を受け、8人が死亡し2人がけがをしたと明らかにしました。
また東部ハルキウ州の当局も24日、ロシア軍による砲撃で子どもを含む3人がけがをしたと発表しました。
さらに、東部マリウポリについて、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は24日、ツイッターに投稿し、ウクライナ側の部隊が拠点としてきたアゾフスターリ製鉄所のある地域について「復活祭の日を迎えたまさに今も、ロシア軍はアゾフスターリを攻撃し続けている。市民や部隊がいる場所が攻撃にさらされている」と明らかにしました。
こうした中、イギリス国防省は24日、ウクライナでの戦況について「ロシアは南部のヘルソンで、占領を正当化するための住民投票を計画している」とする分析を公表し、実効支配に向けた動きを強めているとみられます。
ウクライナは、アメリカなどに対して一層の軍事支援を求めながら、徹底抗戦をする構えで、これに反発するロシアが攻撃を一段と激化させることも懸念されます。
ソース:NHK ニュース