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知床 観光船事故 発生5日目 波高い予想も巡視船などの捜索続く
2022-04-27 03:42:09

北海道 知床半島の沖合で起きた観光船の遭難事故は発生から5日目となります。
27日以降、現場海域の周辺は波が高く、行方不明者の捜索は難航することが予想され、海上保安本部の巡視船などが発見を急いでいます。
27日以降、現場海域の周辺は波が高く、行方不明者の捜索は難航することが予想され、海上保安本部の巡視船などが発見を急いでいます。
今月23日、乗客・乗員26人を乗せた観光船「KAZU 1」が知床半島の沖合を航行中に遭難した事故は、これまでに現場海域の周辺で見つかった11人全員の死亡が確認されています。
第1管区海上保安本部の巡視船などが引き続き、広い範囲で捜索に当たっていますが、27日午前11時現在、乗客や船体の発見につながる新たな手がかりは見つかっていないということです。

また、現場海域の周辺は27日以降、低気圧の影響で風が強く波も高い状態が続く見込みで、地元の漁船など小型の船は捜索に加わっていません。
事故発生から5日目となり、時間の経過とともに捜索が難航することが予想される中、海上保安本部などは行方不明者の発見を急ぐことにしています。
事故発生から5日目となり、時間の経過とともに捜索が難航することが予想される中、海上保安本部などは行方不明者の発見を急ぐことにしています。

27日午後には、運航会社の社長が事故後、初めて記者会見を行う予定で、海上保安本部は今後、会社の安全管理が十分だったかどうかについても実態把握を進める方針です。
朝から地元住民が献花に訪れ
今回の事故で亡くなった方の遺体が安置されている斜里町の運動施設には、27日も朝から地元の住民が献花に訪れていました。
このうち60代の女性は「冷たい海で15人も見つかっていないことを考えたら、胸がしめつけられます。経営者の無責任に心が痛みますし、乗客の家族に対しても人間として責任を果たさなければいけないと思います」と話していました。
また、地元でガイドをしている70代の男性は「漁師の友人から『捜索でザックを見つけて、中にお菓子がたくさん入っていた』という話を聞いてたえられなくて来ました。亡くなった子どもの両親が早く見つかってほしい」と話していました。
また施設では、家族へ遺体の引き渡しが行われていて、斜里町によりますと27日午前、福岡県の乗客1人と、佐賀県の乗客2人の遺体が家族に引き渡されたということです。
このうち60代の女性は「冷たい海で15人も見つかっていないことを考えたら、胸がしめつけられます。経営者の無責任に心が痛みますし、乗客の家族に対しても人間として責任を果たさなければいけないと思います」と話していました。
また、地元でガイドをしている70代の男性は「漁師の友人から『捜索でザックを見つけて、中にお菓子がたくさん入っていた』という話を聞いてたえられなくて来ました。亡くなった子どもの両親が早く見つかってほしい」と話していました。
また施設では、家族へ遺体の引き渡しが行われていて、斜里町によりますと27日午前、福岡県の乗客1人と、佐賀県の乗客2人の遺体が家族に引き渡されたということです。
ソース:NHK ニュース