シベリア“山火事やまかじ”相次あいつぐが…“侵攻しんこう”で消火しょうかできず

　激はげしく燃もえ上あがる赤あかい炎ほのお、空そらを覆おおう黒煙くろけむり。今いま、シベリアで大規模だいきぼな山火事やまかじが相次あいついでいます。
　近年きんねん、春はるになると各地かくちで火災かさいが多発たはつしているシベリア。温暖化おんだんかの影響えいきょうがあるとされていますが、今年ことしはそれ以外いがいの事情じじょうもあるといいます。
　英えい「INDEPENDENT」紙し（先月せんげつ24日か）：「戦争中せんそうちゅうであるため、ロシア軍ぐんがいつもの消火活動しょうかかつどうを行おこなえていない」
　英えい「Mirror」紙し（先月せんげつ19日にち）：「ウクライナ情勢じょうせいが激化げきかするなか、プーチンはシベリアで“第二だいにの前線ぜんせん”に直面ちょくめんしている」
　海外かいがいの複数ふくすうのメディアによると、ロシア軍ぐんの多おおくがウクライナに派兵はへいされているため、消火しょうかにあたる部隊ぶたいがおらず、火事かじが起おきても事実上じじつじょう、放置ほうちされた状態じょうたいだというのです。
　被害件数ひがいけんすうは、すでに去年きょねんの同時期どうじきの2倍ばいに及およんでいるとする報道ほうどうもあります。

ソース：NHK ニュース