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北朝鮮きたちょうせん 弾道だんどうミサイル発射はっしゃを2かい連続れんぞく発表はっぴょうせず きわめて異例いれい

2022-05-08 01:20:38

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北朝鮮きたちょうせん国営こくえいメディアは、7にち発射はっしゃされたSLBM=潜水せんすいかん発射はっしゃ弾道だんどうミサイルと推定すいていされる短距離たんきょり弾道だんどうミサイルについて、一夜いちやけてもつたえていません。北朝鮮きたちょうせんは、今月こんげつ4にち弾道だんどうミサイルの発射はっしゃあきらかにしておらず、2かい連続れんぞく発表はっぴょうしないのはきわめて異例いれいで、その背景はいけいをめぐって関係かんけいこく慎重しんちょう分析ぶんせきしているとみられます。

韓国かんこくぐんによりますと、北朝鮮きたちょうせんは7にち東部とうぶのハムギョン(きょう南道みなみどうシンポ(しんうらおき日本海にほんかいで、潜水せんすいかんからSLBM=潜水せんすいかん発射はっしゃ弾道だんどうミサイルと推定すいていされる短距離たんきょり弾道だんどうミサイル1はつ発射はっしゃしました。

これについて、北朝鮮きたちょうせん国営こくえいメディアは、一夜いちやけてもつたえておらず、朝鮮ちょうせん中央ちゅうおうテレビ養殖ようしょくじょう取り組とりく紹介しょうかいする番組ばんぐみなど放送ほうそうしています。

北朝鮮きたちょうせん通常つうじょう弾道だんどうミサイルを発射はっしゃした場合ばあい空中くうちゅう爆発ばくはつするなど明確めいかく失敗しっぱいしたケースのぞき、国営こくえいメディアを通をつうじて翌日よくじつまでに発表はっぴょうしてきました。

前回ぜんかい今月こんげつ4にち首都しゅとピョンヤン郊外こうがいから弾道だんどうミサイル1はつ発射はっしゃしたことについても、北朝鮮きたちょうせんあきらかにしておらず、2かい連続れんぞく発表はっぴょうしないのはきわめて異例いれいで、その背景はいけいをめぐって関係かんけいこく慎重しんちょう分析ぶんせきしているとみられます。

一方いっぽう、4ねんまえ閉鎖へいさしたとしていた北東ほくとうプンゲリ(ゆたかけいさと)のかく実験じっけんじょうでは、南側みなみがわ坑道こうどう作業さぎょうすすめられているのが確認かくにんされていて、にちべいりょう政府せいふは、5つきちゅうにも、7かいかく実験じっけんおこな準備じゅんびととの可能かのうせいがあると分析ぶんせきしています。

また韓国かんこく情報じょうほう機関きかんトップも、核兵器かくへいき小型こがた軽量けいりょう目的もくてきとしたかく実験じっけんが、10にちのユン・ソギョル(いんすずえつ次期じき大統領だいとうりょう就任しゅうにんしきと、今月こんげつ21にち予定よていされているべいかん首脳しゅのう会談かいだんとのおこなわれる可能かのうせいがあるという見方みかたしめしていて、関係かんけいこく警戒けいかいつよめています。

べいインド太平洋軍たいへいようぐんにちかん防衛ぼうえいに対にたいする関与かんよるぎない

北朝鮮きたちょうせんがSLBM=潜水せんすいかん発射はっしゃ弾道だんどうミサイルとみられる短距離たんきょり弾道だんどうミサイルを発射はっしゃしたことについて、アメリカのインド太平洋たいへいようぐんは7にち声明せいめい発表はっぴょうしました。

声明せいめいでは「われわれは弾道だんどうミサイルの発射はっしゃについて把握はあくしており、同盟どうめいこくなど緊密きんみつ協議きょうぎしている。今回こんかい発射はっしゃは、アメリカ国民こくみん領土りょうどそれ同盟どうめいこくに対にたいする差し迫さしせまった脅威きょういではないと判断はんだんしている」としています。

そのうえで、ミサイルの発射はっしゃ北朝鮮きたちょうせん違法いほう兵器へいき開発かいはつ計画けいかく地域ちいき不安定ふあんていさせることを浮き彫うきぼにするものだと指摘してきするとともに、日本にっぽん韓国かんこく防衛ぼうえいに対にたいするアメリカ関与かんよるぎない強調きょうちょうしました。
ソース:NHK ニュース