きょうも危険な暑さ続く見込み 熱中症厳重警戒 北海道は大雨も
2023-08-02 23:29:15

一方、北海道では前線の影響で3日の昼前から断続的に非常に激しい雨が降り、5日にかけての総雨量が平年の8月1か月分を超える大雨となるおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒が必要です。
気象庁によりますと3日も広い範囲で高気圧に覆われ、東北から西日本を中心に晴れて気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は
▽福岡県久留米市と佐賀県伊万里市で38度と危険な暑さが見込まれているほか、
▽福岡市や熊本市、鳥取県米子市、富山市、埼玉県熊谷市で37度、
▽京都市や金沢市、新潟市、甲府市、前橋市、福島市で36度、
▽東京の都心や松山市、広島市、大阪市、盛岡市で35度などと猛烈な暑さが予想されています。
気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、岩手県と宮城県、山形県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、広島県、島根県、鳥取県、香川県、愛媛県、高知県、山口県、福岡県、大分県、長崎県、佐賀県、熊本県、宮崎県、それに奄美地方を除く鹿児島県に「熱中症警戒アラート」を発表しています。
暑さは来週にかけて続き、各地で最高気温が35度以上の猛暑日となる見込みです。
熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが全国で相次いでいます。
不要不急の外出は避け、屋内でもエアコンなどで室温を適切に調節し、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、対策を徹底してください。
前線の影響で北海道で大雨のおそれ
一方、北海道付近を南下する前線の活動が活発となるため北海道では3日の昼前から5日にかけて断続的に雷を伴った1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
4日朝までの24時間に降る雨の量は北海道の多いところで150ミリと予想され、さらに5日の朝までの24時間には100ミリから150ミリの雨が降ると予想されています。
北海道では5日にかけての総雨量が平年の8月1か月分の雨量を超える大雨となるおそれがあります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するよう呼びかけています。
早めの備えを進めるとともに、雨の降り方や自治体からの避難の情報に注意してください。
東北・東日本・九州北部で大気不安定
また、東北や関東などの東日本、それに九州北部では上空の寒気や湿った空気などの影響で
3日夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みです。
落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、局地的な非常に激しい雨に十分注意が必要です。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。