【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(4日の動き)
2023-08-03 23:57:49

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる4日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ウクライナ 市民の死者1万人超え
ウクライナ検察の幹部は2日、インターファクス・ウクライナ通信のインタビューに対し、去年2月にロシアの軍事侵攻が始まってから犠牲となった市民の死者数が1万749人にのぼると明らかにしました。このうち499人が子どもだとしています。ただ、ロシアに占領された地域では確認が困難なため、実際の死傷者数は大きく増える可能性があると指摘しています。
また、ウクライナ軍は3日、ロシア軍がイラン製の15機の無人機で攻撃を仕掛け、すべて撃墜したと発表し、首都キーウの当局は2日連続で無人機の攻撃が行われたとしています。
一方、ロシアの首都モスクワ南西のカルーガ州の知事は3日、あわせて7機の無人機が州内に飛来し、いずれも撃墜されたと発表しました。ロシア国防省は、攻撃はウクライナ側によるものだとしていて、けが人や建物の被害はなかったとしています。ロシアでは首都モスクワのビジネス街の高層ビルなどにも連日、無人機が相次いで飛来しています。ウクライナ側は関与を明言していませんが、攻撃に使われた無人機にはウクライナ製のものが含まれていたという見方がでていて、ロシアとウクライナで無人機による攻防が一段と激しくなっているとみられます。
ウクライナ 日本の地雷探知機使った訓練
ウクライナの首都キーウ近郊のブチャでは、ことし4月から日本が供与した探知機「ALIS」を使って、地雷を除去する訓練が行われています。
この地雷探知機には地中の様子がわかるレーダーが組み込まれていて、金属製の物体を検知すると、モニターに赤い色で表示され、その形状もわかるということで、3日に行われた訓練では、対戦車地雷を発見する手順を確認していました。
除去作業を担当するイワン・シェペリエフさんは(25)「ウクライナは世界で最も多くの地雷が埋められた国の1つであり、日本の皆さんからの支援は非常に重要だ。今後も除去に使うさまざまな装置が必要だ」と話していました。
関係者によりますと、今後、日本から、およそ50台の同じ地雷探知機が新たに供与される見通しだということです。