ニジェール　独立記念日どくりつきねんびで抗議こうぎデモ　反仏感情高はんふつかんじょうたかまる

　クーデターの起おきたアフリカのニジェールでは独立記念日どくりつきねんびを迎むかえ、街中まちなかに数千人すうせんにんの軍事政権支持者ぐんじせいけんしじしゃらが集あつまってフランスへの抗議こうぎデモを行おこないました。

　ニジェールでは8月がつ3日みっかがフランスからの独立記念日どくりつきねんびにあたり、首都しゅとニアメーの国会前広場こっかいぜんひろばには数千人すうせんにんのデモ隊たいが集あつまり、「フランスに死しを」「フランス軍ぐんは出でていけ」と声こえを上あげました。

　ニジェールには現在げんざいもおよそ1000人余にんあまりのフランス軍ぐんが駐留ちゅうりゅうしており、植民地支配しょくみんちしはいの記憶きおくに加くわえて近年きんねん、治安ちあんや経済状況けいざいじょうきょうの悪化あっかを理由りゆうにフランスへの不満ふまんが高たかまっています。

　またロシアの影響力えいきょうりょくもあり、デモ隊たいのなかにはロシア国旗こっきを振ふる人ひとも確認かくにんされています。

　先月せんげつにはフランス大使館たいしかんが襲撃しゅうげきされており、この日ひは警察けいさつなどが大使館周辺たいしかんしゅうへんを通行止つうこうどめにして警護けいごに当あたりました。

　デモ隊たいからは、ナイジェリアを始はじめ西にしアフリカ諸国しょこくが科かしている制裁せいさいに反発はんぱつする声こえも上あがっており、周辺国しゅうへんこくとの緊張きんちょうも高たかまっています。

ソース：NHK ニュース