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米連邦議会乱入事件 独立調査委の設置法案 野党の反対で廃案へ
2021-05-29 00:24:39

アメリカの連邦議会への乱入事件をめぐって、議会で審議されてきた独立調査委員会を設置する法案は、野党・共和党の反対で廃案になる見通しとなりました。
設置に反対するトランプ氏の意向が反映された形で、共和党内でトランプ氏の影響力が根強いことが改めて浮き彫りとなっています。
設置に反対するトランプ氏の意向が反映された形で、共和党内でトランプ氏の影響力が根強いことが改めて浮き彫りとなっています。
ことし1月、連邦議会にトランプ前大統領の支持者らが乱入した事件をめぐり、アメリカ議会では事件について調査する超党派の独立委員会を設置する法案が提出され、議会上院で28日、法案の審議を進めるための採決が行われました。

議会上院では、議事妨害を避けて審議を進めるためには全体の5分の3に当たる60票の賛成が必要ですが、共和党の多数が反対して賛成は54にとどまり、法案は廃案になる見通しとなりました。
法案は、議会下院では今月、野党・共和党の一部の議員も賛成し、可決されていました。
委員会の設置にはトランプ氏が強く反対していて、民主党の上院トップ、シューマー院内総務は「共和党は恥を知るべきだ。トランプ氏をおそれ、あの日起きたことを隠蔽しようとしている」と強い口調で非難しました。
共和党では、来年の中間選挙を視野にトランプ氏を今も支持する大勢の有権者を意識したとみられる動きが目立っていて、党内でのトランプ氏の影響力の根強さが改めて浮き彫りとなっています。
法案は、議会下院では今月、野党・共和党の一部の議員も賛成し、可決されていました。
委員会の設置にはトランプ氏が強く反対していて、民主党の上院トップ、シューマー院内総務は「共和党は恥を知るべきだ。トランプ氏をおそれ、あの日起きたことを隠蔽しようとしている」と強い口調で非難しました。
共和党では、来年の中間選挙を視野にトランプ氏を今も支持する大勢の有権者を意識したとみられる動きが目立っていて、党内でのトランプ氏の影響力の根強さが改めて浮き彫りとなっています。
ホワイトハウス副報道官 野党・共和党を批判
ホワイトハウスのジャンピエール副報道官は28日、記者団に対し「上院議員は、政党の意見をそのまま追認するために選ばれたのではない。憲法を支持し、守ると誓っているのに、残念ながらそうすることができなかった」と述べて共和党を批判しました。
そのうえで、今後の対応について「バイデン大統領は1月6日の恥ずべき出来事については、独立した全面的な調査を行うべきだと表明しており、今もそう考えている。今後も実現の道を探るため議会と協力していく」と述べました。
そのうえで、今後の対応について「バイデン大統領は1月6日の恥ずべき出来事については、独立した全面的な調査を行うべきだと表明しており、今もそう考えている。今後も実現の道を探るため議会と協力していく」と述べました。
ソース:NHK ニュース