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大谷おおやしょうたいら 先発せんぱつ登板とうばんで7かい途中とちゅう3失点しってん 好投こうとう今季こんきはつ黒星くろぼし

2021-05-29 06:53:21

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大リーグだいり-ぐ、エンジェルスの大谷おおやしょうひら選手せんしゅがアスレティックスせん先発せんぱつ登板とうばんし、7かい途中とちゅう3失点しってんこんシーズンはつ黒星くろぼしきっしました。3かいには大谷おおや選手せんしゅ速球そっきゅう球場きゅうじょう騒然そうぜんなる場面ばめんもありました。

大谷おおや選手せんしゅは28にち相手あいて本拠地ほんきょちオークランドでおこなわれたアスレティックスせんちゅう8にち先発せんぱつ登板とうばんし、2かいまでは得意とくいのスプリットで三振さんしんうばなどヒットをゆるしませんでした。

3かいはノーアウト一塁いちるい場面ばめんで150キロえる速球そっきゅう相手あいての1ばん、マーク・カナ選手せんしゅかお付近ふきんきマウンドにかってさけんだカナ選手せんしゅに対にたいしてキャッチャーのカート・スズキ選手せんしゅがことばをかえし、りょうチームの選手せんしゅたちもベンチからてきて騒然そうぜんなりました。

それでも大谷おおや選手せんしゅ落ち着おちつうしなわず、この最速さいそくなる157.5キロのストレートをインコースに投げ込なげこんでカナ選手せんしゅ空振からぶ三振さんしんり、盗塁とうるいをねらったランナーもスズキ選手せんしゅこう送球そうきゅうダブルプレーとして得点とくてんあたえませんでした。

6かいにはまたノーアウト一塁いちるいでカナ選手せんしゅむかえ、今度こんど速球そっきゅう背中せなかててしまい相手あいて本拠地ほんきょちファンからはブーイングをびせられましたが、カナ選手せんしゅかべてるいました。

大谷おおや選手せんしゅこのあと犠牲ぎせいフライで1てんうしない、味方みかたいついた直後ちょくごの7かいには先頭せんとうから2しゃ連続れんぞくでフォアボールしたあとつづバッターにタイムリーヒットをたれて2てんうしなって、ここでマウンドをりました。

リリーフ投手とうしゅたれてのこしたランナーがかえったため、大谷おおや選手せんしゅは7かい途中とちゅう3失点しってんとなりました。

たますうこんシーズン最多さいたの93きゅうで、前回ぜんかい登板とうばんでは球速きゅうそく140キロだいおおかった速球そっきゅうは、このほとんどが150キロだいでした。

うばった三振さんしんは5つ、たれたヒットは3ほん、フォアボールは4つ、デッドボールは1つで、このはバッターでは出場しゅつじょうせず、ピッチャーに専念せんねんしました。

エンジェルスは1たい3でやぶれて大谷おおや選手せんしゅ好投こうとうしながら投手とうしゅとなり、こんシーズン1しょう1はいとなりました。

大谷おおやねばりきれなかった」

試合しあい大谷おおや選手せんしゅは「前回ぜんかいより心地ごこちはよかった。7かいからだかたというかえているかんで、あそこおさえられるかどうかだったがねばりきれなかった」と反省はんせいべました。

3かいのカナ選手せんしゅ打席だせきかお付近ふきんボールき、騒然そうぜんなったシーンについては「もちろんてるつもりはないが、いいバッターはとくきびしいコースげないとなかなかおさえられない」と冷静れいせい振り返ふりかえりました。

この最速さいそく157.5キロだった球速きゅうそくについては「スピードがあればピッチングのはばひろがるので大事だいじ基準きじゅんだとおもこんシーズンはホームランはなんほんたれているが、長打ちょうだ連続れんぞくたれていないのがいい球速きゅうそくげたいというよりはいいうごをすれば勝手かっておもっている」とはなしました。

マッドン監督かんとく運動うんどう能力のうりょくのすごさをふたたしめした」

エンジェルスのマッドン監督かんとくこの試合しあい大谷おおや選手せんしゅをピッチャーに専念せんねんさせた理由りゆうについて試合しあいまえ会見かいけんで「ひか野手やしゅすくないこともあるが、前回ぜんかい登板とうばん球速きゅうそくちたことが投打とうだ出場しゅつじょうした影響えいきょうなのかを確認かくにんしたかった」と説明せつめいしました。

試合しあい会見かいけんでは大谷おおや選手せんしゅ投球とうきゅう内容ないようについて「非常ひじょうによかったチームチャンス最大限さいだいげんあたえてくれた。かれ運動うんどう能力のうりょくのすごさをふたたしめしたとおも最後さいごガスけつだったかはわからないが、それまでは前回ぜんかいよりコントロールもよかった」とたたえていました。

また、マッドン監督かんとくは31にちからサンフランシスコでおこなわれるジャイアンツとの交流こうりゅうせんでは大谷おおや選手せんしゅ外野がいやしゅとして先発せんぱつ出場しゅつじょうさせるかんがはないことをかしました。

この試合しあい指名しめい打者だしゃせいのないナショナルリーグのチーム本拠地ほんきょち開催かいさいされるため、大谷おおや選手せんしゅ外野がいやしゅとして先発せんぱつ出場しゅつじょうさせるかが注目ちゅうもくされていました。

これについてマッドン監督かんとくは「現状げんじょうではノーだ。ワールドシリーズならはなしべつだが、いまのところはかんがえていない。代打だいだ出場しゅつじょうしたのち状況じょうきょうによっては外野がいやまもことはあるかもしれない」とはなし、ジャイアンツとの2連戦れんせんでは大谷おおや選手せんしゅ代打だいだ起用きようするかんがしめしました。

50だつ三振さんしんと15ほん以上いじょうのホームラン 達成たっせい大谷おおやのみ

大谷おおや選手せんしゅこんシーズン、バッターとして15ほんのホームランをっていますが、ピッチャーとしてはこの試合しあいで5つの三振さんしんうばってこんシーズン50だつ三振さんしんとしました。

大谷おおや選手せんしゅが1シーズンで15ほん以上いじょうのホームランをち50以上いじょう三振さんしんうばったのは、大リーグだいり-ぐ1ねんだった2018ねん以来いらい3ねんぶりで、これ大リーグだいり-ぐでは大谷おおや選手せんしゅしか達成たっせいしていない快挙かいきょです。

2018ねんはホームラン22ほん、63だつ三振さんしんマークしましたが、ホームラン15ほんと50だつ三振さんしん到達とうたつしたのは8つき27にちだったため、こんシーズンおよそ3か月かげつはや到達とうたつしたことになります。

また投打とうだ二刀流にとうりゅう記録きろく大谷おおや選手せんしゅたびたび比較ひかくされるベーブ・ルースが50だつ三振さんしん以上いじょう記録きろくしたのは1915ねんから1917ねんにかけての3シーズンで、このときはいずれもほぼシーズンを通をとおして投手とうしゅとして起用きようされていたため打席だせきすうすくなく、ホームランすうはひとけたにとどまっています。
ソース:NHK ニュース