「政策せいさく活動かつどう費ひ」廃止はいしなど3法案ほうあん きょう衆院しゅういん特別とくべつ委いの採決さいけつで合意ごうい

政策せいさく活動かつどう費ひを廃止はいしする法案ほうあんなど、政治せいじ改革かいかくの3つの関連かんれん法案ほうあんは、衆議院しゅうぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいでこのあと採決さいけつが行おこなわれ、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうや立憲りっけん民主みんしゅ党とうなどの賛成さんせい多数たすうで可決かけつされる見通みとおしです。

政治せいじ改革かいかくに関にかんする衆議院しゅうぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいは、17日にちで各党かくとうによる実質じっしつ的てきな審議しんぎを終おえ、午後ごご、次つぎの3つの関連かんれん法案ほうあんの採決さいけつが行おこなわれます。

▼立憲りっけん民主みんしゅ党とうなど野党やとう7党とうが提出ていしゅつした政策せいさく活動かつどう費ひを廃止はいしする法案ほうあん、
▼公明党こうめいとうと国民こくみん民主党みんしゅとうが提出ていしゅつした政治せいじ資金しきんをチェックする第三者だいさんしゃ機関きかんを国会こっかいに設置せっちする法案ほうあん、
▼自民党じみんとうが提出ていしゅつした外国がいこく人じんによるパーティー券けんの購入こうにゅう禁止きんしや、収支しゅうし報告ほうこく書しょをデータベース化かして検索けんさくしやすくする制度せいどなどを規定きていした法案ほうあん

自民党じみんとうは、当初とうしょ、出だした法案ほうあんで、一部いちぶの支出ししゅつ先さきを非公開ひこうかいにできる「公開こうかい方法ほうほう工夫くふう支出ししゅつ」を設もうけるとしていましたが、野党やとう側がわの批判ひはんを踏ふまえて撤回てっかいし、規定きていを削除さくじょしたものを改あらためて提出ていしゅつしました。

3つの法案ほうあんは、いずれも、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうや立憲りっけん民主党みんしゅとう、日本にっぽん維新いしんの会かい、それに国民こくみん民主みんしゅ党とうなどの賛成さんせい多数たすうで可決かけつされる見通みとおしです。

そして、午後ごごの衆議院しゅうぎいん本ほん会議かいぎでも可決かけつされて参議院さんぎいんに送おくられる運はこびで、今いまの国会こっかいで、政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうの再さい改正かいせいなどが実現じつげんする公算こうさんが大おおきくなっています。

一方いっぽう、17日にち朝あさの理事りじ会かいでは、立憲りっけん民主みんしゅ党とうなどが提出ていしゅつした企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの禁止きんしを盛り込もりこんだ法案ほうあんについて、主張しゅちょうに隔へだたりがあることから特別とくべつ委員いいん会かいで議論ぎろんを続つづけ、2025年ねん3月つき末まつまでに結論けつろんを得えることを与野党よやとうで申し合もうしあわせました。

関連かんれん法案ほうあん 17日にち衆院しゅういん通過つうかなら18日にちに参院さんいんで審議しんぎ入いりへ

自民党じみんとうの石井いしい参議院さんぎいん国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうと立憲りっけん民主みんしゅ党とうの斎藤さいとう参議院さんぎいん国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうが17日にち午前ごぜん、国会こっかい内ないで会談かいだんし、政治せいじ改革かいかくの関連かんれん法案ほうあんが17日にち中ちゅうに衆議しゅうぎ院いんを通過つうかすれば、18日にち午前ごぜん、参議院さんぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいで、法案ほうあんの審議しんぎを始はじめることで合意ごういしました。

立たつ民みん 斎藤さいとう参院さんいん国対こくたい委員いいん長ちょう “審議しんぎ時間じかん確保かくほのため会期かいき延長えんちょうを”

国会こっかいの審議しんぎ日程にっていをめぐり、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの斎藤さいとう参議院さんぎいん国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、17日にち衆議院しゅうぎいんで可決かけつされる見通みとおしの政治せいじ改革かいかくの関連かんれん法案ほうあんなどについて参議院さんぎいんでも十分じゅうぶんな審議しんぎ時間じかんを確保かくほする必要ひつようがあるとして、今週こんしゅう21日にちまでの会期かいきを延長えんちょうすべきだという認識にんしきを示しめしました。

いまの国会こっかいの会期かいき末まつが今週こんしゅう21日にちに迫せまる中なか、自民党じみんとうの石井いしい参議院さんぎいん国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうと立憲りっけん民主みんしゅ党とうの斎藤さいとう参議院さんぎいん国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは17日にち午前ごぜん、国会こっかい内ないで会談かいだんし、終盤しゅうばんの審議しんぎ日程にっていを協議きょうぎしました。

このあと斎藤さいとう氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「政府せいふが提出ていしゅつしている法案ほうあんを採決さいけつしようとすると21日にちまでの会期かいきでは到底とうてい足たりない。政治せいじ改革かいかくの関連かんれん法案ほうあんも、衆議しゅうぎ院いんでの審議しんぎ時間じかんを考かんがえると参議さんぎ院いんで10時間じかん程度ていどは必要ひつようだ」と述のべました。

その上うえで「現状げんじょうでは、21日にちまでの会期かいき内ないにこれらの法案ほうあんを処理しょりすることは困難こんなんだ。審議しんぎ時間じかんの確保かくほという意味合いみあいも含ふくめて会期かいきを延長えんちょうすべきだ」と述のべました。

【政治せいじ改革かいかくの3つの関連かんれん法案ほうあん きょうの見通みとおし】

今いまの国会こっかいの会期かいき末まつが21日にちに迫せまる中なか、政治せいじ改革かいかくをめぐり自民党じみんとうと立憲りっけん民主みんしゅ党とうは、政策せいさく活動かつどう費ひを廃止はいしする法案ほうあんなどを17日にち中ちゅうに衆議しゅうぎ院いんで可決かけつさせる方針ほうしんで、今いまの国会こっかいで法ほう改正かいせいが実現じつげんする公算こうさんが大おおきくなっています。

自民党じみんとうと立憲りっけん民主みんしゅ党とうは、政治せいじ改革かいかくの3つの関連かんれん法案ほうあんにそれぞれ賛成さんせいし、17日にち中ちゅうに衆議しゅうぎ院いんで可決かけつさせ、参議院さんぎいんに送おくる方針ほうしんです。

3つの法案ほうあんには、公明党こうめいとう、国民こくみん民主みんしゅ党とうも賛成さんせいする見通みとおしで、今いまの国会こっかいで法ほう改正かいせいが実現じつげんする公算こうさんが大おおきくなっています。

旧きゅう文通ぶんつう費ひ「調査ちょうさ研究けんきゅう広報こうほう滞在たいざい費ひ」使つかいみちの範囲はんいなど検討けんとうへ

また旧きゅう文通ぶんつう費ひ、現在げんざいの「調査ちょうさ研究けんきゅう広報こうほう滞在たいざい費ひ」の使つかいみちの公開こうかいなどを盛り込もりこんだ法案ほうあんが17日にち衆議院しゅうぎいんを通過つうかする見通みとおしとなったことを受うけて、自民じみん・公明こうめい両りょう党とうは、使つかいみちの範囲はんいなどの詳細しょうさいについて衆参しゅうさん両院りょういんでさらに検討けんとうし、早期そうきに結論けつろんを出だすことを確認かくにんしました。

旧きゅう文通ぶんつう費ひをめぐっては、使つかいみちの公開こうかいや残額ざんがくの返還へんかんなどを盛り込もりこんだ歳費さいひ法ほうの改正かいせい案あんがきょう衆議しゅうぎ院いんで可決かけつされ、いまの国会こっかいで成立せいりつする見通みとおしとなっていますが、使つかいみちの範囲はんいや公開こうかい方法ほうほうなどの詳細しょうさいは、来年らいねん8月つきの法律ほうりつの施行しこうまでに結論けつろんを出だすことになっています。

自民じみん・公明こうめい両りょう党とうの幹事かんじ長ちょうらが17日にち朝あさ会談かいだんし、旧きゅう文通ぶんつう費ひの使つかいみちの範囲はんいなどについて衆参しゅうさん両院りょういんでさらに検討けんとうし、早期そうきに結論けつろんを出だすことを確認かくにんしました。

また、立憲りっけん民主みんしゅ党とうなどが提出ていしゅつした企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの禁止きんしを盛り込もりこんだ法案ほうあんについて、衆議院しゅうぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいで2025年ねん3月つき末まつまでに結論けつろんを得えることを与野党よやとうで申し合もうしあわせたことを踏ふまえ、特別とくべつ委員いいん会かいで有識ゆうしき者しゃの意見いけんを聴きくことも検討けんとうしていくことになりました。

一方いっぽう、品位ひんいを損そこなう内容ないようをポスターに記載きさいすることを禁止きんしするなどとした公職こうしょく選挙せんきょ法ほうの改正かいせい案あんについては、今いまの国会こっかいでの成立せいりつは見送みおくり、来年らいねん夏なつの参議院さんぎいん選挙せんきょに間に合まにあうよう、通常つうじょう国会こっかいでの成立せいりつを目指めざすことで一致いっちしました。

ソース：NHK ニュース