ＮＹダウ、９営業日連続えいぎょうびれんぞくで下落げらく　４６年ねんぶり

１７日にちのニューヨーク株式市場かぶしきしじょうは、ダウ工業株平均こうぎょうかぶへいきんが１９７８年ねん２月以来がついらい４６年ねんぶりに９営業日連続えいぎょうびれんぞくで下落げらくした。

ダウは１７日にち、前日比ぜんじつひ２６７ドル（０．６１％）安やすで取引とりひきを終おえた。

ただ続落ぞくらくの幅はばは小ちいさく、前日ぜんじつまでの８日間ようかかんで３％安やすにとどまっている。

またダウ以外いがいの値下ねさがりは限定的げんていてきで、ハイテク株中心かぶちゅうしんのナスダックは引ひき続つづきＩＴ大手おおてやＡＩ（人工知能じんこうちのう）関連かんれんが好調こうちょう。１７日にちは前日比ぜんじつひ０．３２％安やすだった。Ｓ＆Ｐ５００種しゅは０．３９％下さげた。

ダウ下落げらくの大おおきな要因よういんとして、医療保険大手いりょうほけんおおてユナイテッドヘルス・グループ株かぶの急落きゅうらくが挙あげられる。同社どうしゃの株価かぶかは、幹部かんぶが射殺しゃさつされた事件以降じけんいこう１８％も下落げらくした。

１８日にちには連邦公開市場委員会れんぽうこうかいしじょういいんかい（ＦＯＭＣ）が、利下りさげについての判断はんだんを示しめす見通みとおし。政策金利せいさくきんりを０．２５％引ひき下さげる公算こうさんが高たかいものの、来年らいねんは利下りさげのペースを落おとすとの姿勢しせいを示唆しさする可能性かのうせいもある。

大局的たいきょくてきにみるとダウは年初ねんしょから約やく１６％上昇じょうしょうし、特とくに先月せんげつの大統領選以降だいとうりょうせんいこう、約やく１５００ドル（３．５％）も急伸きゅうしんしている。最近さいきんの続落ぞくらくは、これを受うけた利益確定りえきかくていの売うりが出でたためとも考かんがえられる。トランプ次期政権じきせいけんへの期待きたいが一段落いちだんらくし、軽かるい調整ちょうせいが入はいったとの見方みかたもある。

ソース：NHK ニュース