正体不明しょうたいふめいの“大型おおがたドローン”目撃情報もくげきじょうほう5000件超けんちょう　アメリカ

　ニュージャージーを始はじめ、アメリカ東海岸各地ひがしかいがんかくちで正体不明しょうたいふめいの大型おおがたドローンが相次あいついで目撃もくげきされている問題もんだいで、依然いぜんとしてドローンの正体不明しょうたいふめいななか、FBIが警告けいこくを発はっする事態じたいに発展はってんしています。

　11月中旬がつちゅうじゅんから報告ほうこくが相次あいつぐ正体不明しょうたいふめいの大型おおがたドローンとみられる飛行物体ひこうぶったいの目撃情報もくげきじょうほうは、アメリカメディアによるとこれまでに5000件けんを超こえています。

　ニューヨークでも目撃もくげきは相次あいつぎ、ペンシルベニア州しゅうでは、ドローンをモニタリングするためのヘリコプターが派遣はけんされたほか、ニュージャージー州しゅうの軍関連施設ぐんかんれんしせつには、ドローンをトラッキングするための検知けんちシステムが配備はいびされました。

　一方いっぽう、目撃情報もくげきじょうほうが多数たすうありながら、政府せいふからの情報じょうほうが限かぎられていて、様さまざま々な臆測おくそくが流ながれています。

　ネット上うえには、行方不明ゆくえふめいの放射性物質ほうしゃせいぶっしつを捜索そうさくするための隠密作戦おんみつさくせんだといううわさが広ひろがったり、過去かこにUFO＝未確認飛行物体みかくにんひこうぶったいや、UAP＝未確認空中現象みかくにんくうちゅうげんしょうに遭遇そうぐうしたとされる空軍くうぐんのパイロットが、ポッドキャスト番組ばんぐみで持論じろんを展開てんかいするなど、議論ぎろんは過熱かねつしています。

　興奮こうふんした住民じゅうみんのなかには、レーザーポインターを向むける人ひとも増ふえていますが、ドローンではなく民間みんかんの航空機こうくうきに照射しょうしゃされたケースもあったことから、FBIは、レーザーポインターを飛行物体ひこうぶったいに向むけないよう、住民じゅうみんに警告けいこくを発はっする事態じたいに発展はってんしています。

ソース：NHK ニュース