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日本シリーズ第4戦 オリックス 1対0で勝利 1勝2敗1引き分けに
2022-10-26 14:36:48

プロ野球の日本シリーズの第4戦が26日夜、京セラドーム大阪で行われオリックスがヤクルトに1対0で勝ちました。これでオリックスは対戦成績を1勝2敗1引き分けとしました。
日本シリーズの第4戦は25日夜に続き、オリックスの本拠地の京セラドーム大阪で行われました。
ここまで2敗1引き分けで勝ちのないオリックスは0対0の3回、2アウト二塁のチャンスで6番の杉本裕太郎選手がレフトにタイムリーヒットを打ち1点を先制しました。
オリックスは日本シリーズ初先発となる山岡泰輔投手が4回まで無失点と好投しましたが1対0の5回に1アウト三塁とピンチを招いた場面で2人目の宇田川優希投手をマウンドに送りました。宇田川投手は150キロ中盤のストレートと落差の大きいフォークボールを軸にヤクルトの2番・山崎晃大朗選手と3番・山田哲人選手から2者連続三振を奪ってピンチを切り抜け、続く6回も2アウト二塁三塁のピンチを招きましたが得点を許しませんでした。
オリックスはその後も、投手リレーで1点のリードを守りきり1対0で接戦を制しました。これでオリックスは対戦成績を1勝2敗1引き分けとしました。
ヤクルトは先発した42歳の石川雅規投手が粘りのピッチングで5回を1失点にまとめましたが、打線がチャンスを生かせず無得点に終わり、2勝1敗1引き分けとなり、日本一に王手をかけることはできませんでした。
第5戦は27日も京セラドーム大阪で午後6時半から行われます。
オリックス 先発 山岡泰輔がヤクルトの中軸封じる
第3戦まで勝ちがないオリックスは第4戦の先発を山岡泰輔投手に託しました。持ち前の粘り強いピッチングでヤクルトの中軸を封じ、接戦に持ち込みました。
6年目の山岡投手は3年前のシーズンに13勝4敗の成績を残し最高勝率のタイトルを獲得しましたがその後はひじのケガもあっておととしは4勝、去年は3勝に終わっていました。
今シーズンは前半戦から先発ローテーションの一角を守り、6月に行われたヤクルトとの交流戦では7回、1失点で勝ち投手になっています。
山岡投手は第4戦の先発に向けて「交流戦でも投げていて相手のメンバーもあまり変わっていないのでびっくりすることはない。いつもどおり投げるだけで変わりはない」と臨みました。
山岡投手は1回から2アウト二塁三塁のピンチを背負いましたが、ここまでのシリーズで打率6割を超えているヤクルトの5番・オスナ選手を内野ゴロに打ち取りました。
さらに、3回には2アウト一塁二塁でヤクルトの4番・村上宗隆選手を決め球の縦に落ちるスライダーで三振を奪い、ピンチを切り抜けました。
「とにかくバッター一人一人と勝負していくことを考えてマウンドに上がっていた。なんとかゼロで抑えられたところはよかった」と山岡投手。
5回途中でマウンドを降りたものの、粘りのピッチングで警戒していたヤクルトの中軸を抑えて先制を許さず、接戦に持ち込みました。
6年目の山岡投手は3年前のシーズンに13勝4敗の成績を残し最高勝率のタイトルを獲得しましたがその後はひじのケガもあっておととしは4勝、去年は3勝に終わっていました。
今シーズンは前半戦から先発ローテーションの一角を守り、6月に行われたヤクルトとの交流戦では7回、1失点で勝ち投手になっています。
山岡投手は第4戦の先発に向けて「交流戦でも投げていて相手のメンバーもあまり変わっていないのでびっくりすることはない。いつもどおり投げるだけで変わりはない」と臨みました。
山岡投手は1回から2アウト二塁三塁のピンチを背負いましたが、ここまでのシリーズで打率6割を超えているヤクルトの5番・オスナ選手を内野ゴロに打ち取りました。
さらに、3回には2アウト一塁二塁でヤクルトの4番・村上宗隆選手を決め球の縦に落ちるスライダーで三振を奪い、ピンチを切り抜けました。
「とにかくバッター一人一人と勝負していくことを考えてマウンドに上がっていた。なんとかゼロで抑えられたところはよかった」と山岡投手。
5回途中でマウンドを降りたものの、粘りのピッチングで警戒していたヤクルトの中軸を抑えて先制を許さず、接戦に持ち込みました。
オリックス 杉本裕太郎「やり返したいと思って打席に入った」
3回に先制のタイムリーヒットを打った杉本裕太郎選手は「これまでの3試合でずっとやられていたのでやり返したいと思って打席に入った」と振り返りました。
そして、タイムリーヒットを打った球種について質問されると「日本シリーズが終わるまで秘密にしておきます」と話しました。
そのうえで「点が取れなくて苦しい状況が続いているがあすも打てるように頑張る」と意気込みました。
そして、タイムリーヒットを打った球種について質問されると「日本シリーズが終わるまで秘密にしておきます」と話しました。
そのうえで「点が取れなくて苦しい状況が続いているがあすも打てるように頑張る」と意気込みました。
オリックス 中嶋監督 「先制点が欲しい中で打ってくれた」
オリックスの中嶋聡監督は3回の杉本裕太郎選手の先制のタイムリーヒットについて「先制点が欲しい中で打ってくれた。それまでにチャンスを生かせず苦しい展開だったので非常にうれしかった」と話していました。
また、5回途中のピンチで先発の山岡泰輔投手から宇田川優希投手に交代した場面については「山岡は頑張っていたが球数が80球あたりで少しバテるので三振を取れるピッチャーに託そうと考えた」と継投の意図を説明しました。
また、5回途中のピンチで先発の山岡泰輔投手から宇田川優希投手に交代した場面については「山岡は頑張っていたが球数が80球あたりで少しバテるので三振を取れるピッチャーに託そうと考えた」と継投の意図を説明しました。
ヤクルト 高津監督「反省だらけ」
シリーズ初黒星を喫したヤクルトの高津臣吾監督は「先発の石川は粘った。自分たちにチャンスがなかったわけではない。得点圏にランナーを出したがどこかで1本が欲しかった」と総括しました。
そのうえで「きょうは反省するところがたくさんある。反省だらけだ」と話していました。
そのうえで「きょうは反省するところがたくさんある。反省だらけだ」と話していました。
ヤクルト 石川雅規 日本シリーズ最年長勝ち投手になれず
ヤクルトはチーム最年長の石川雅規投手が粘って5回1失点でしたが、日本シリーズ最年長となる42歳9か月での勝ち投手にはなれませんでした。
ヤクルト一筋の石川投手は、21年目の今シーズン6勝を挙げチームのリーグ連覇に貢献。6月にはプロ野球史上28人目となる通算3000イニングに到達しました。
石川投手は去年の日本シリーズでも第4戦で先発。41歳でシリーズ初勝利を挙げていて、今回の日本シリーズも「チャンスをもらえてうれしい。思い切ってぶつかっていく」と2年連続で大舞台の先発を任されました。
しかし立ち上がり、持ち味のコントロールに精彩を欠き、ストライクゾーンぎりぎりに投げ込んでもわずかに外れるボールが目立ちました。
2回までに4つのフォアボールを与えなんとか要所を締めましたが、3回に先頭をデッドボールで出しランナーを進められ、タイムリーヒットで先制点を奪われました。
それでも4回と5回は立て直し、ノーヒットに抑えて援護を待ちましたが、打線はチャンスであと1本が出ず。5回1失点でマウンドを降り、42歳9か月での勝ち投手になることはできませんでした。
ヤクルト一筋の石川投手は、21年目の今シーズン6勝を挙げチームのリーグ連覇に貢献。6月にはプロ野球史上28人目となる通算3000イニングに到達しました。
石川投手は去年の日本シリーズでも第4戦で先発。41歳でシリーズ初勝利を挙げていて、今回の日本シリーズも「チャンスをもらえてうれしい。思い切ってぶつかっていく」と2年連続で大舞台の先発を任されました。
しかし立ち上がり、持ち味のコントロールに精彩を欠き、ストライクゾーンぎりぎりに投げ込んでもわずかに外れるボールが目立ちました。
2回までに4つのフォアボールを与えなんとか要所を締めましたが、3回に先頭をデッドボールで出しランナーを進められ、タイムリーヒットで先制点を奪われました。
それでも4回と5回は立て直し、ノーヒットに抑えて援護を待ちましたが、打線はチャンスであと1本が出ず。5回1失点でマウンドを降り、42歳9か月での勝ち投手になることはできませんでした。
ソース:NHK ニュース