日本シリーズの第5戦は26日夜に続きオリックスの本拠地の京セラドーム大阪で行われました。
第4戦でシリーズ初勝利を挙げたオリックスは0対2で追う4回、8番の紅林弘太郎選手と続く若月健矢選手の連続タイムリーヒットで同点に追いつきました。
そして5回には、ここまで打率1割台と苦しんでいた4番の吉田正尚選手がソロホームランを打って3対2と勝ち越しました。
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プロ野球 日本シリーズ第5戦 オリックスが6対4でサヨナラ勝ち
2022-10-27 14:46:50

プロ野球の日本シリーズの第5戦が27日夜、京セラドーム大阪で行われオリックスがヤクルトに6対4でサヨナラ勝ちしました。これで対戦成績はともに2勝2敗1引き分けとなりました。


しかし直後の6回、3人目の近藤大亮投手が2アウト二塁のピンチでヤクルトの9番の長岡秀樹選手に同点のタイムリーヒットを打たれ、さらにこの回、2番の青木宣親選手にもタイムリーツーベースを打たれて3対4と再びリードを奪われました。
オリックスは1点差のまま9回、ヤクルトの抑えのマクガフ投手を1アウト二塁と攻め、2番の西野真弘選手の内野安打に相手のエラーも重なって同点に追いつき、さらに4番の吉田選手がこの試合2本目のホームランとなるツーランを打ってオリックスが6対4でサヨナラ勝ちしました。
オリックスは2連勝で対戦成績を2勝2敗1引き分けとしました。
ヤクルトは6回に長岡選手と青木選手のタイムリーで逆転し、投手リレー逃げきりをはかりましたが、抑えのマクガフ投手が誤算で日本一に王手をかけることができず2勝2敗1引き分けとなりました。
第6戦は29日ヤクルトの本拠地の神宮球場で午後6時半から行われます。
オリックスは1点差のまま9回、ヤクルトの抑えのマクガフ投手を1アウト二塁と攻め、2番の西野真弘選手の内野安打に相手のエラーも重なって同点に追いつき、さらに4番の吉田選手がこの試合2本目のホームランとなるツーランを打ってオリックスが6対4でサヨナラ勝ちしました。
オリックスは2連勝で対戦成績を2勝2敗1引き分けとしました。
ヤクルトは6回に長岡選手と青木選手のタイムリーで逆転し、投手リレー逃げきりをはかりましたが、抑えのマクガフ投手が誤算で日本一に王手をかけることができず2勝2敗1引き分けとなりました。
第6戦は29日ヤクルトの本拠地の神宮球場で午後6時半から行われます。
オリックス 主軸の吉田選手 2本のホームランで劇的勝利

オリックスは負ければ相手に日本一への王手をかけられる試合。
ここまで本来の当たりが出ていなかった主軸の吉田正尚選手がサヨナラホームランを含む2本のホームランを打って劇的な勝利をもたらしました。
身長1メートル73センチとプロ野球選手の中では小柄ながら豪快なフルスイングから生み出される長打と三振の少なさが持ち味の吉田選手。
去年までは2年連続の首位打者、今シーズンは、最高出塁率のタイトルを獲得したオリックス打線の顔です。
クライマックスシリーズファイナルステージでも勝負強さを発揮し、ホームラン2本を打って、MVP=最優秀選手に選ばれました。
一方で、去年の日本シリーズでは打率2割2分2厘と本来の力を発揮できなかったことから、2年連続の顔合わせとなった今回のシリーズに向けて「ヤクルトに負けた悔しさをやり返すチャンスが来た」と臨みました。
しかし今回のシリーズも、第4戦を終えた時点で打率1割6分7厘と苦しんでいましたが、迎えた第5戦の第3打席。
同点の場面で、ヤクルトの先発、山下輝投手のストレートを完璧に捉え、一時勝ち越しとなる、このシリーズ初ホームランを打って、初打点をあげました。
「しっかりと1球でしとめることができた。なんとか流れを変えることができてよかった」と吉田選手。
ここまで本来の当たりが出ていなかった主軸の吉田正尚選手がサヨナラホームランを含む2本のホームランを打って劇的な勝利をもたらしました。
身長1メートル73センチとプロ野球選手の中では小柄ながら豪快なフルスイングから生み出される長打と三振の少なさが持ち味の吉田選手。
去年までは2年連続の首位打者、今シーズンは、最高出塁率のタイトルを獲得したオリックス打線の顔です。
クライマックスシリーズファイナルステージでも勝負強さを発揮し、ホームラン2本を打って、MVP=最優秀選手に選ばれました。
一方で、去年の日本シリーズでは打率2割2分2厘と本来の力を発揮できなかったことから、2年連続の顔合わせとなった今回のシリーズに向けて「ヤクルトに負けた悔しさをやり返すチャンスが来た」と臨みました。
しかし今回のシリーズも、第4戦を終えた時点で打率1割6分7厘と苦しんでいましたが、迎えた第5戦の第3打席。
同点の場面で、ヤクルトの先発、山下輝投手のストレートを完璧に捉え、一時勝ち越しとなる、このシリーズ初ホームランを打って、初打点をあげました。
「しっかりと1球でしとめることができた。なんとか流れを変えることができてよかった」と吉田選手。

さらに9回でした。
同点に追いついたあと、迎えた第5打席。
こんどは、サヨナラのツーランホームラン。
打線の中心選手が、意地を見せて本来の力を発揮し、劇的な勝利をもたらしました。
同点に追いついたあと、迎えた第5打席。
こんどは、サヨナラのツーランホームラン。
打線の中心選手が、意地を見せて本来の力を発揮し、劇的な勝利をもたらしました。
オリックス 吉田選手 “自分のスイングを心がけた”

サヨナラホームランを打った吉田正尚選手は「感無量です。2番の西野選手が気迫のつなぎでなんとか打席が回ってきたので、しっかり自分のスイングを心がけて打席に入った」とバッティングを振り返りました。
そのうえで「最後の京セラドームの試合でたくさんの方に応援をもらって、2勝2敗のタイに持ち込めたので、神宮でもしっかり戦っていきたい。ちょっとしんどくなってきたが、チャンスをつかめるところまで来ているので、まだあと2勝あるが、まず1勝を目指してあさって頑張りたい」と意気込みを話しました。
そのうえで「最後の京セラドームの試合でたくさんの方に応援をもらって、2勝2敗のタイに持ち込めたので、神宮でもしっかり戦っていきたい。ちょっとしんどくなってきたが、チャンスをつかめるところまで来ているので、まだあと2勝あるが、まず1勝を目指してあさって頑張りたい」と意気込みを話しました。
オリックス 中嶋監督 “あとは勝ち抜くだけ”

オリックスの中嶋聡監督は劇的なサヨナラ勝ちについて「すごい試合になった」と振り返りました。
また、サヨナラのツーランホームランを打った吉田正尚選手がベンチに戻ってきた際にかけたことばについては「何て言ったかちょっと覚えていない」と話しました。
そのうえで「いろんなミスとかがあったが、最後こういう形になったのは本当によかった。もう1回締め直す。なかなか勝てなかったがこれで2勝2敗のタイになった。あとは勝ち抜くだけだと思う」と意気込みを語りました。
また、サヨナラのツーランホームランを打った吉田正尚選手がベンチに戻ってきた際にかけたことばについては「何て言ったかちょっと覚えていない」と話しました。
そのうえで「いろんなミスとかがあったが、最後こういう形になったのは本当によかった。もう1回締め直す。なかなか勝てなかったがこれで2勝2敗のタイになった。あとは勝ち抜くだけだと思う」と意気込みを語りました。
ヤクルト ドラフト1位ルーキー 山下投手 先発の役割果たす

ヤクルトの先発、ドラフト1位ルーキーの山下輝投手は苦しみながらも5回を3失点にまとめました。
山下投手は法政大からドラフト1位で入団した左ピッチャーです。
去年の秋に左腕を疲労骨折した影響などでシーズン終盤まで2軍で過ごしましたが、先月22日の中日戦でプロ初先発、次の登板となった30日の広島戦でプロ初勝利を挙げました。
身長1メートル88センチ、体重100キロの恵まれた体格。
動くタイプの速球に加え、スライダーやカットボール、それにカーブなど変化球の球種も多く、高津臣吾監督は「ボールが低くカウントも整えられる。プロで成功するための大事なことを持っている」と高く評価しています。
初めての短期決戦が日本シリーズという大舞台。
「ぶっつけ本番もいいのかな。持てる力を出し切る」と話し、試合に臨んだ山下投手。
立ち上がりからコースに投げ分け持ち味の打たせて取るピッチングを見せました。
さい先よく2点の援護をもらい、2回には2アウト二塁三塁のピンチを迎えたものの内野ゴロに打ち取って切り抜け、序盤は無失点に抑えました。
しかし4回、真ん中に入るボールが目立ってピンチを招き、オリックスの下位打線に連続タイムリーを打たれて同点に追いつかれました。
さらに5回はここまで打率1割4分3厘だった4番・吉田正尚選手に勝ち越しのソロホームランを打たれました。
ワンボールからの2球目のストレートがど真ん中に入る悔やまれる1球でした。
それでも山下投手は後続を断って5回3失点にまとめその直後の攻撃での味方の逆転につなげました。
試合は9回に抑えのマクガフが打たれてサヨナラ負けしましたが、山下投手はルーキーながら日本シリーズで先発の役割を果たしました。
山下投手は法政大からドラフト1位で入団した左ピッチャーです。
去年の秋に左腕を疲労骨折した影響などでシーズン終盤まで2軍で過ごしましたが、先月22日の中日戦でプロ初先発、次の登板となった30日の広島戦でプロ初勝利を挙げました。
身長1メートル88センチ、体重100キロの恵まれた体格。
動くタイプの速球に加え、スライダーやカットボール、それにカーブなど変化球の球種も多く、高津臣吾監督は「ボールが低くカウントも整えられる。プロで成功するための大事なことを持っている」と高く評価しています。
初めての短期決戦が日本シリーズという大舞台。
「ぶっつけ本番もいいのかな。持てる力を出し切る」と話し、試合に臨んだ山下投手。
立ち上がりからコースに投げ分け持ち味の打たせて取るピッチングを見せました。
さい先よく2点の援護をもらい、2回には2アウト二塁三塁のピンチを迎えたものの内野ゴロに打ち取って切り抜け、序盤は無失点に抑えました。
しかし4回、真ん中に入るボールが目立ってピンチを招き、オリックスの下位打線に連続タイムリーを打たれて同点に追いつかれました。
さらに5回はここまで打率1割4分3厘だった4番・吉田正尚選手に勝ち越しのソロホームランを打たれました。
ワンボールからの2球目のストレートがど真ん中に入る悔やまれる1球でした。
それでも山下投手は後続を断って5回3失点にまとめその直後の攻撃での味方の逆転につなげました。
試合は9回に抑えのマクガフが打たれてサヨナラ負けしましたが、山下投手はルーキーながら日本シリーズで先発の役割を果たしました。
ヤクルト 高津監督 “全力で戦うのみ”

サヨナラ負けのヤクルトの高津臣吾監督は9回について、「先頭バッターへのフォアボールが痛かった。それに取れるアウトは取らないといけない」と話していました。
5回3失点だった先発のドラフト1位ルーキー、山下輝投手については「いいピッチングだった。この経験は来年生きると思う」と話していました。
本拠地の神宮球場に戻って行われるあさってからの試合に向け「先は見えているので、全力で戦うのみ。勝ち負けはどうなるか分からないが全力で戦うだけ」と話しました。
5回3失点だった先発のドラフト1位ルーキー、山下輝投手については「いいピッチングだった。この経験は来年生きると思う」と話していました。
本拠地の神宮球場に戻って行われるあさってからの試合に向け「先は見えているので、全力で戦うのみ。勝ち負けはどうなるか分からないが全力で戦うだけ」と話しました。
ソース:NHK ニュース