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あら総合そうごう経済けいざい対策たいさく 家計かけいへの影響えいきょうは?

2022-10-28 09:49:02

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物価ぶっかだかえんやす対応たいおうするための今回こんかいあら総合そうごう経済けいざい対策たいさく

電気でんき料金りょうきん都市としガスの料金りょうきん負担ふたん軽減けいげんするなど物価ぶっか高騰こうとうへの対応たいおうなどがだい1のはしらとして位置いちづけられています。

おも負担ふたんがのしかかっているわたしたちの家計かけいどんな影響えいきょうあるのでしょうか。

電気でんき料金りょうきん 標準ひょうじゅん世帯せたい月額げつがく2800えん軽減けいげん

来年らいねんはる以降いこう値上ねあ可能かのうせいがある電気でんき料金りょうきんについては、家計かけい企業きぎょう負担ふたん軽減けいげんするため、思い切おもいきった対策たいさくこうじたとしています。

具体ぐたいてきには、来年らいねん1つきから1キロワットアワーたり家庭かていは7えん企業きぎょうけは3.5えん補助ほじょし、家庭かていけの電気でんき料金りょうきんについてはおよそ2わり抑制よくせいします。

政府せいふは、毎月まいつき電力でんりょく使用しようりょうが400キロワットアワー標準ひょうじゅんてき世帯せたい場合ばあい料金りょうきんプランにかかわらず2800えん軽減けいげんされるとしています。

支援しえん期間きかんについて政府せいふは、だつ炭素たんそなが逆行ぎゃっこうしないよう、来年らいねん9つきには補助ほじょがく縮小しゅくしょうするとしています。

さらに毎月まいつき請求せいきゅうしょ直接ちょくせつ反映はんえいするようなかたちにしたいとしていて、具体ぐたいてき方法ほうほうについて電力でんりょく会社かいしゃ調整ちょうせいすることにしています。

都市としガス 標準ひょうじゅん世帯せたい月額げつがく900えん軽減けいげん

一方いっぽう都市としガスについては、家庭かていや、年間ねんかん契約けいやくりょうすくない企業きぎょうに対にたいして1立方メートルりっぽうめ-とるたり30えん支援しえんおこないます。

政府せいふは、毎月まいつき使用しようりょうが30立方メートルりっぽうめ-とる標準ひょうじゅんてき世帯せたい場合ばあい月額げつがく900えん軽減けいげんされるとしています。

さらにガソリンなど燃料ねんりょう価格かかく抑制よくせいするため石油せきゆ元売もとう各社かくしゃ支給しきゅうしている補助ほじょきんは、年内ねんない期限きげんとなっていましたが来年らいねん9つきまで補助ほじょがく調整ちょうせいしながら継続けいぞくすることにしています。

現在げんざいは1リットルたり35えん上限じょうげん補助ほじょしていますが、今後こんご、25えん程度ていど引き下ひきさげるなど原油げんゆ価格かかく動向どうこうながら段階だんかいてき縮小しゅくしょうしていく方針ほうしんです。

政府せいふとしては、これら対策たいさくによって、来年らいねん1つきから9つきにかけて標準ひょうじゅんてき世帯せたいで4まん5000えん負担ふたん軽減けいげんにつながるとしています。

妊娠にんしん出産しゅっさんで10まんえん相当そうとう支援しえん

また、コロナ出生しゅっしょうすう減少げんしょうし、少子しょうし危機ききてき状況じょうきょうあるとして、妊婦にんぷ子育こそだ世代せだいに対にたいする支援しえん充実じゅうじつさせる対策たいさく盛り込もりこまれています。

具体ぐたいてきには育児いくじ用品ようひん購入こうにゅう産前さんぜん産後さんごのケア、ども一時いちじあずかり、それ家事かじ支援しえんサービスなど利用りようするさい負担ふたん軽減けいげんするため、来年らいねんから、妊娠にんしん出産しゅっさんをしたさいわせて10まんえん相当そうとう経済けいざいてき支援しえんおこなということです。

ことし4つき以降いこうまれた新生児しんせいじ対象たいしょうで、所得しょとく制限せいげんもうけず、自治体じちたいにクーポンを発行はっこうするか、現金げんきん支給しきゅうするかなど判断はんだんしてもらうということです。

来年度らいねんど予算よさん編成へんせい継続けいぞくてき支援しえんおこなために必要ひつよう財源ざいげん確保かくほについて検討けんとうするとしています。

また従来じゅうらいの「出産しゅっさん育児いくじいちきん」についても、来年度らいねんど当初とうしょ予算よさんで42まんえんから大幅おおはば増額ぞうがくはかとしています。

このほか来年らいねん4つきにはこども家庭かていちょう創設そうせつし、ども政策せいさく体系たいけいてきりまとめてすすめるなど妊娠にんしんから出産しゅっさん子育こそだまで一貫いっかんした支援しえん充実じゅうじつはかとしています。

わか世代せだい省エネしょうえね住宅じゅうたく購入こうにゅう 100まんえん補助ほじょ

今回こんかい経済けいざい対策たいさくでは、資材しざい価格かかく上昇じょうしょう住宅じゅうたく分野ぶんやでのだつ炭素たんそへの取り組とりく両立りょうりつするため、わか世代せだい省エネしょうえね住宅じゅうたく購入こうにゅうするさい支援しえん制度せいど盛り込もりこまれました。

対象たいしょうなるのは、18さい未満みまんどもがいる子育こそだ世帯せたいか、夫婦ふうふいずれかが39さい以下いか世帯せたいです。

具体ぐたいてきには、再生さいせい可能かのうエネルギーなど活用かつようして家庭かてい消費しょうひエネルギーを実質じっしつゼロ以下いかにする「ZEH」とばれる住宅じゅうたくや、これおな水準すいじゅん省エネしょうえね性能せいのうをもつ「長期ちょうき優良ゆうりょう住宅じゅうたく」などを購入こうにゅうした場合ばあい、1たり100まんえん補助ほじょします。

また省エネしょうえね性能せいのうたかめるリフォームへの支援しえん実施じっしされ、子育こそだ世帯せたい若者わかもの世帯せたい場合ばあい、1たり45まんえん上限じょうげんに、それ該当がいとうしない世帯せたいにも30まんえん上限じょうげん費用ひよう一部いちぶ補助ほじょします。

成長せいちょう支援しえん賃上ちんあ対策たいさく

日本にっぽん経済けいざい成長せいちょうけ、企業きぎょう賃上ちんあげをうながとともに成長せいちょう分野ぶんやへの投資とうし拡大かくだいするための施策しさく盛り込もりこまれています。

経済けいざい対策たいさくでは、物価ぶっか上昇じょうしょう上回うわまわ継続けいぞくてき賃上ちんあ実現じつげんするため、事業じぎょうさい構築こうちく生産せいさんせい向上こうじょう取り組とりく中小ちゅうしょう企業きぎょうなど対象たいしょう賃上ちんあげへの支援しえん大幅おおはば拡充かくじゅうするとしています。

具体ぐたいてきには成長せいちょう分野ぶんやへの事業じぎょう転換てんかん後押あとおする「事業じぎょうさい構築こうちく補助ほじょきん」について、一定いってい以上いじょう賃金ちんぎん引き上ひきあ取り組とりく事業じぎょうしゃに対にたい補助ほじょりつげたり、上限じょうげんがくやしたりするということです。

また半導体はんどうたい蓄電池ちくでんちなどのサプライチェーンのきょうじんをはかるために国内こくない拠点きょてん投資とうしして安定あんていてき供給きょうきゅう体制たいせい整備せいびするとしています。

さらにえんやす追い風おいかぜにした輸出ゆしゅつ拡大かくだいにも取り組とりくとしていてあら輸出ゆしゅつ取り組とりく中小ちゅうしょう企業きぎょう専門せんもん派遣はけんし、商品しょうひん開発かいはつ海外かいがいでの販売はんばい促進そくしん、ECサイトを活用かつようした販路はんろ拡大かくだいなど支援しえんします。

このほか革新かくしんてきなビジネスで成長せいちょう目指めざスタートアップ企業きぎょうかずを5ねんで10ばいやすため、起業きぎょうこころざ若手わかて人材じんざいを5年間ねんかんに1000にん規模きぼアメリカのシリコンバレーやひがし海岸かいがん派遣はけんするほか、起業きぎょう育成いくせいする海外かいがい拠点きょてん創設そうせつ目指めざします。

子育こそだ世帯せたい受け止うけとめは

あら総合そうごう経済けいざい対策たいさくについて、子育こそだ世帯せたい母親ははおやからは継続けいぞくてき支援しえんもとめるこえなどかれました。

神奈川かながわけん藤沢ふじさわ渡邉わたなべさいさん(32)は、ことし6つき長女ちょうじょしおなしちゃん出産しゅっさんしました。

出産しゅっさんにかかった費用ひようおよそ70まんえんと、出産しゅっさん育児いくじいちきんの42まんえんではりず、ほかにも哺乳ほにゅうびんやベビーカーなど育児いくじ用品ようひんをそろえるために、10まんえん以上いじょうかかったということです。

また、ことしになって値上ねあされたかみおむつ粉ミルクこなみるくおもちゃなど購入こうにゅう費用ひよう毎月まいつき3まんえんちかかかっているということです。

渡邉わたなべさんは、「むすめ使つかってあげられるお金おかねえてうれしい反面はんめんおもっていた以上いじょう出産しゅっさん育児いくじお金おかねがかかり全然ぜんぜんりないのが本音ほんねです。今後こんご保育園ほいくえんだい養育よういくなどさらにお金おかねがかさみ、2にんや3にんみたくても経済けいざいてき踏み込ふみこめないとかんがえることもあるため、一時いちじてき支援しえんではなくながひろ継続けいぞくてき支援しえんお願おねがしたいです」とはなしていました。

光熱こうねつ大幅おおはばがった家庭かていでは

家庭かてい企業きぎょう電気でんき料金りょうきん負担ふたん緩和かんわさくなど盛り込もりこんだ政府せいふ総合そうごう経済けいざい対策たいさくについて歓迎かんげいするこえかれました。

東京とうきょう東村山ひがしむらやま佐々木ささき和恵かずえさん(68)は、会社かいしゃつとおっとと2にんらしでことしにはいってから光熱こうねつ負担ふたん大幅おおはばえたといいます。

電気でんきガス使用しようりょうほとんどわっていないのに、今月こんげつ請求せいきゅうされた料金りょうきん去年きょねんおなつきくらべて電気でんきだいはおよそ3わり上昇じょうしょうして4300えんあま、ガスだいは500えんえました。

食料しょくりょうひんなど値上ねあ相次あいつ一方いっぽう収入しゅうにゅうえていないため、テレビしゅ電源でんげんをこまめにしたりノートパソコンコンセントいたりして、すこでも電気でんきだいおさえようとしています。

またガスだいおさえるためにスープ煮物にものなどをつくるさいなべ加熱かねつしたあとで綿めんはいった帽子ぼうしをかぶせてなべ余熱よねつ利用りようした保温ほおん調理ちょうりにするなどの工夫くふうをしています。

今回こんかい総合そうごう経済けいざい対策たいさく電気でんきだい電力でんりょく使用しようりょうおうじて1キロワットアワーたり7えん補助ほじょされると、佐々木ささきさん世帯せたいでは今月こんげつ請求せいきゅうされた料金りょうきんでみると3400えんあま計算けいさんとなり、そのぶん食費しょくひなどにまわすことができるかんがえています。

佐々木ささきさんは、「電気でんきだい、ガスだい負担ふたんのでありがたいとおも一方いっぽうで、そのお金おかね税金ぜいきんなんだとおもってしまうめんもあります。今回こんかい光熱こうねつ値上ねあがりきっかけおおエネルギー海外かいがい依存いぞんしているとあらためて認識にんしきしました。長期ちょうきてきには日本にっぽんエネルギーどうしていくかんがえていかないといけないとおもいます」とはなしていました。
ソース:NHK ニュース