ソウルの繁華街イテウォンでは、10月29日の夜、ハロウィーンを前に集まった大勢の若者らが折り重なるようにして倒れ、これまでに日本人2人を含む156人が死亡し、151人がけがをしました。
複数の韓国メディアは、イテウォンを管轄する警察署が「ハロウィーンで、予想を超える人が殺到し、事故が起きる可能性がある」と事故の数日前に指摘し、警察内部で共有されていたと伝えています。
しかし、ソウル市の警察が作成した事故当日の警備計画には反映されず、市内のほかの場所で行われた数万人規模のデモに6000人余りの警察官が投入されたのに対し、10万人以上が集まったとされるイテウォンに派遣されたのは、130人余りだったと伝えています。
事故をめぐっては、韓国警察庁の警備局長が、多くの人命が奪われる事態は想定していなかったという認識を示していて、警察の対応への批判が強まっています。
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韓国転倒事故 死者156人に “事故の可能性指摘も 反映されず”
2022-11-01 03:38:36

156人が死亡した韓国ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で起きた事故で、韓国メディアは、事前に、管轄する警察署が事故が起きる可能性を指摘したにもかかわらず、当日の警備計画には反映されなかったと伝えていて、警察の対応への批判が強まっています。
156人死亡 151人けが
ソース:NHK ニュース