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防衛ぼうえいしょう北朝鮮きたちょうせんからすくなくとも2はつ弾道だんどうミサイル” EEZがい落下らっか

2022-11-02 01:43:46

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浜田はまだ防衛ぼうえい大臣だいじんは、防衛ぼうえいしょう記者きしゃだんに対にたい北朝鮮きたちょうせんが2にち午前ごぜん850ふんごろ、東側ひがしがわ海岸かいがん付近ふきんからすくなくとも2はつ弾道だんどうミサイルを発射はっしゃしたことをあきらかにしました。

このうち
▽1はつは、ひがし方向ほうこう発射はっしゃされ、最高さいこう高度こうど150キロ程度ていどで150キロ程度ていど飛行ひこうし、
▽2はつは、南東なんとう方向ほうこう発射はっしゃされ、最高さいこう高度こうど100キロ程度ていどで200キロ程度ていど飛行ひこうし、
いずれ日本にっぽんのEEZの外側そとがわ落下らっかしたと推定すいていされるということです。

弾道だんどうミサイルは、変則へんそく軌道きどう飛行ひこうした可能かのうせいがあるということです。

一方いっぽうこれまでのところ、航空こうくう船舶せんぱくなど被害ひがい情報じょうほう確認かくにんされていないとしています。

そして浜田はまだ大臣だいじんは「ここ最近さいきん立て続たてつづ弾道だんどうミサイルを発射はっしゃしており、 挑発ちょうはつしつようかつ一方いっぽうてきにエスカレートしている。一連いちれん北朝鮮きたちょうせん行動こうどうわが国わがくに地域ちいき国際こくさい社会しゃかい平和へいわ安全あんぜんおびやかすもので、だんじて容認ようにんできない」と非難ひなんし、北朝鮮きたちょうせんがわに対にたい北京ぺきん大使館たいしかんルートを通をつうじて厳重げんじゅう抗議こうぎしたことをあきらかにしました。

防衛ぼうえいしょう北朝鮮きたちょうせん東岸とうがん付近ふきんから2はつ発射はっしゃ発表はっぴょう

防衛ぼうえいしょうは、午前ごぜん850ふんごろ北朝鮮きたちょうせん東岸とうがん付近ふきんから弾道だんどうミサイルすくなくとも2はつひがし南東なんとう方向ほうこうそれぞれ発射はっしゃされたと発表はっぴょうしました。

このうち1はつ最高さいこう高度こうどが150キロ程度ていど飛行ひこう距離きょりおよそ150キロで、2はつ最高さいこう高度こうどが100キロ程度ていど飛行ひこう距離きょりはおよそ200キロと推定すいていされるということです。

2はつはいずれも日本にっぽんのEEZ=排他はいたてき経済けいざい水域すいいき外側そとがわ落下らっかしたとみられ、変則へんそくてき軌道きどう飛行ひこうした可能かのうせいがあるということです。

防衛ぼうえいしょう引き続ひきつづ情報じょうほうくわしい分析ぶんせきすすめています。

北朝鮮きたちょうせん弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃはことしにはいって29かい

防衛ぼうえいしょうなどによりますと、北朝鮮きたちょうせん弾道だんどうミサイルなどを発射はっしゃしたのはことしにはいって29かいです。

これまでに、1つきに7かい、2つきに1かい、3つきに3かい、4つきに1かい、5つきに4かい、6つきに1かい、8つきに1かい、9つきに3かい、10つきに7かい、それぞれ弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃ繰り返くりかえしています。

とく9つき下旬げじゅんから先月せんげつにかけてはわせて10かいとこれまでにない頻度ひんど相次あいついで発射はっしゃしています。

これまでの28かいのうち、23かい弾道だんどうミサイルと推定すいていされもう1かい弾道だんどうミサイルの可能かのうせい指摘してきされています。

のこの4かい長距離ちょうきょり巡航じゅんこうミサイルなど推定すいていされています。

岸田きしだ首相しゅしょうだんじて容認ようにんすることはできない」

岸田きしだ総理そうり大臣だいじん午前ごぜん10まえ総理そうり大臣だいじん官邸かんていはいさい記者きしゃだんに対にたいさきほど、北朝鮮きたちょうせん弾道だんどうミサイルを発射はっしゃした。わたしからは国民こくみんに対にたいする情報じょうほう提供ていきょう安全あんぜん確認かくにんなど指示しじしている。これまでにないたか頻度ひんどでミサイルの発射はっしゃ繰り返くりかえされている。だんじて容認ようにんすることはできないとかんがえており、詳細しょうさいこれから報告ほうこくける」とべました。

そのうえで「朝鮮ちょうせん半島はんとうにおいて緊張きんちょうたかまりてとれることから、早急そうきゅう国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎ開催かいさいしたい。それ以上いじょう詳細しょうさい報告ほうこくけてからだ」とべました。

岸田きしだ首相しゅしょう NSC開催かいさいかんがしめ

岸田きしだ総理そうり大臣だいじん総理そうり大臣だいじん官邸かんていはいさい記者きしゃだんに対にたい北朝鮮きたちょうせんによる弾道だんどうミサイルの発射はっしゃけて朝鮮ちょうせん半島はんとう緊張きんちょうたかまりてとれるとして、NSC=国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎ閣僚かくりょう会合かいごう開催かいさいするかんがえをしめしました。

日本にっぽん関係かんけいする船舶せんぱくへの被害ひがい情報じょうほう いまのところなし 海保かいほ

北朝鮮きたちょうせんから弾道だんどうミサイルの可能かのうせいがあるしょうたい発射はっしゃされたとみられることをけ、海上かいじょう保安庁ほあんちょう日本にっぽん周辺しゅうへん海域かいいき被害ひがいなど確認かくにんすすめていますが、これまでのところ日本にっぽん関係かんけいする船舶せんぱくへの被害ひがい情報じょうほうはいっていないということです。

海上かいじょう保安庁ほあんちょう航行こうこうちゅう船舶せんぱくに対にたい今後こんご情報じょうほう注意ちゅういするようびかけています。

“ウォンサン付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル3はつ発射はっしゃ韓国かんこくぐん

韓国かんこくぐん合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶ発表はっぴょうによりますと、北朝鮮きたちょうせんは、2にち午前ごぜん851ふんごろ、東部とうぶのウォンサン(元山もとやま付近ふきんから日本海にほんかいけて短距離たんきょり弾道だんどうミサイル3はつ発射はっしゃしました。

このうち1はつは、国連こくれんぐん設定せっていした海上かいじょう境界きょうかいせんであるNLL=北方ほっぽう限界げんかいせんえて、韓国かんこく東部とうぶキョンサン(けいなお北道ほくどう沖合おきあい日本海にほんかいにあるウルルン(りょうとう北西ほくせい167キロ公海こうかいじょう落下らっかしたということです。

このため韓国かんこくぐんは、午前ごぜん855ふんごろ、ウルルンとう中心ちゅうしんとする地域ちいき空襲くうしゅう警報けいほう発令はつれいし、テレビなどを通をつうじて地下ちかなどに退避たいひするようびかけました。

今回こんかい発射はっしゃけて、韓国かんこくのユン・ソンニョル(いんすずえつ大統領だいとうりょうは、緊急きんきゅうのNSC=国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎひらよう指示しじしました。

北朝鮮きたちょうせんは、ことしにはいってから異例いれいたか頻度ひんど弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃ繰り返くりかえしていて、10つき28にちにも、短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2はつ日本海にほんかいけて発射はっしゃしていました。

こうしたなか韓国かんこくぐんは、アメリカぐんとともに11つき4にちまでの日程にってい空軍くうぐんによるだい規模きぼ訓練くんれんおこなっているさなかで、訓練くんれん中止ちゅうしもとめる談話だんわ相次あいついで発表はっぴょうしている北朝鮮きたちょうせんのさらなる挑発ちょうはつへの警戒けいかいつよめています。

外務省がいむしょう幹部かんぶべいかん共同きょうどう訓練くんれんへのけん制けんせいか」

外務省がいむしょう幹部かんぶは、午前ごぜん9すぎ、外務省がいむしょう記者きしゃだんに対にたい現在げんざい情報じょうほう収集しゅうしゅうちゅうだ。アメリカぐん韓国かんこくぐんがおとといからおこなっている、だい規模きぼ共同きょうどう訓練くんれんへのけん制けんせいだろう」とべました。

最近さいきん北朝鮮きたちょうせんのミサイル発射はっしゃ

北朝鮮きたちょうせんは、過去かこにない異例いれい頻度ひんど弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃ繰り返くりかえしています。

10つき発射はっしゃ相次あいつぎ、▽1にちにピョンヤン(平壌ぴょんやん郊外こうがいのスナン(順安じゅんあん付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2はつ、▽4にち北部ほくぶのチャガン(こうみちムピョンリ(まいつぼさと付近ふきんから日本にっぽん上空じょうくう通過つうかさせるかたち中距離ちゅうきょり弾道だんどうミサイル1はつ発射はっしゃしました。

つづいて6にちにピョンヤン郊外こうがいのサムソク(さんせき付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2はつ、▽9にち東部とうぶのカンウォン(江原えばらみちムンチョン(ぶんがわ付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2はつ発射はっしゃしました。

▽さらに12にち西部せいぶのピョンアン南道みなみどうケチョン(がわ付近ふきんから巡航じゅんこうミサイル2はつ、▽14にちにピョンヤン郊外こうがいのスナン付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル1はつ、▽28にちには、カンウォンどうトンチョン(かよいがわ付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル2はつ発射はっしゃしていました。

北朝鮮きたちょうせんをめぐるうご

弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃ繰り返くりかえ北朝鮮きたちょうせんに対にたいにちべいかん3か国かこく連携れんけいして抑止よくしりょく強化きょうかすすめています。

アメリカはことし9つきつづいて10つきも、原子力げんしりょく空母くうぼ日本海にほんかいふたた展開てんかいし、日本にっぽん韓国かんこくとともに共同きょうどう訓練くんれんおこないました。

さらに10つき17にちから28にちにかけて、韓国かんこくぐん定例ていれい野外やがい機動きどう訓練くんれん一部いちぶアメリカぐん参加さんかして実施じっしされたほか、31にちから11つき4にちまでは、さい新鋭しんえいのステルス戦闘せんとうなどおよそ240投入とうにゅうしてべいかん空軍くうぐんによるだい規模きぼ共同きょうどう訓練くんれんおこなわれています。

一方いっぽう北朝鮮きたちょうせんは、10つき9にちまでの15日間にちかん、キム・ジョンウン(きむただしおんそう書記しょき立ち会たちあのもとで、ぐん戦術せんじゅつかく運用うんよう部隊ぶたい訓練くんれん実施じっしし、弾道だんどうミサイルを7かい発射はっしゃしました。

キムそう書記しょきは「必要ひつよう場合ばあい、すべての軍事ぐんじてき対応たいおう措置そちこうじていく」とべていて、北朝鮮きたちょうせんは10つき14にち以降いこう日本海にほんかい朝鮮ちょうせん半島はんとう西側にしがわ黄海こうかいけ、韓国かんこくがわへの警告けいこくとして多数たすう砲撃ほうげき繰り返くりかえなど対決たいけつ姿勢しせいつよめていました。
ソース:NHK ニュース