このうち、ことし6月からソウルに語学留学に来ていた北海道根室市出身の冨川芽生さんの遺体が4日昼すぎ、インチョン(仁川)空港から貨物機で成田空港に向けて出発しました。
また、先月31日からソウルを訪れていた冨川さんの家族も昼すぎの便で札幌に向けて出発しました。
インチョン空港の出発ロビーに姿を見せた父親の歩さんは報道陣の問いかけには応じず、出国手続きに向かいました。
冨川さんの遺体は5日、羽田空港から北海道の中標津空港に運ばれることになっています。
大勢の一般市民が犠牲となった今回の事故によって韓国社会には大きな衝撃が広がっていて、5日はソウルの中心部で大規模な追悼集会が予定されています。
一方で、韓国社会では警察の対応が大幅に遅れたことが惨事につながったのではないかという指摘が相次いでいて、韓国警察庁は特別捜査本部を設置して市民からの通報への対応や当日の警備態勢、それに警察内部の指揮命令系統について詳しく調べています。
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ソウル繁華街事故で犠牲 冨川芽生さんの遺体 日本へ
2022-11-04 04:38:45

156人が死亡した韓国ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)で起きた事故で、犠牲になった北海道出身の冨川芽生さん(26)の遺体が、韓国を出発して日本に向かいました。
156人が死亡、191人がけがをしたイテウォンの事故では外国人26人が犠牲となり、日本人も2人亡くなりました。
ソース:NHK ニュース