ゼレンスキー大統領だいとうりょう 無人むじん機き供与きょうよ “イラン政府せいふの責任せきにん追及ついきゅうを”

ウクライナ情勢じょうせいをめぐり、イラン政府せいふがこれまで否定ひていしてきたロシアへの無人むじん機きの供与きょうよを一転いってんして認みとめたことを受うけて、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは「テロリストや共犯きょうはん者しゃが処罰しょばつされないことはありえない」と述のべ、イラン政府せいふの責任せきにんを追及ついきゅうすべきだと訴うったえました。

ウクライナ情勢じょうせいをめぐり、イランのアブドラヒアン外相がいしょうは5日にち「ウクライナの戦争せんそうの数すうか月かげつ前まえに、限かぎられた数かずの無人むじん機きをロシアに供与きょうよした」と述のべ、ロシアへの無人むじん機きの供与きょうよを初はじめて認みとめました。

イランによる無人むじん機きの供与きょうよについては、ウクライナや欧米おうべいが非難ひなんし、アメリカやEUなどがイラン側がわに制裁せいさいを科かしていますが、イランは、これまで一貫いっかんして否定ひていしていました。

イラン政府せいふが一転いってんして認みとめたことを受うけて、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは5日にち「彼かれらはうそをついている。イラン政府せいふは、本格ほんかく的てきな軍事ぐんじ侵攻しんこうの前まえにわずかな数かずのドローンを供与きょうよしたと主張しゅちょうしているが、われわれは日々ひび、少すくなくとも10機きのイランの無人むじん機きを撃墜げきついしている」と述のべ非難ひなんしました。

そのうえで「現代げんだいの世界せかいにおいて、テロリストや共犯きょうはん者しゃが処罰しょばつされないことはありえない」と述のべ、イラン政府せいふの責任せきにんを追及ついきゅうすべきだと訴うったえました。

ウクライナのレズニコフ国防こくぼう相しょうも4日にち、記者きしゃ会見かいけんで「ロシアには1500から2400機きの無人むじん機きが供与きょうよされる予定よていだが、まだすべてを受け取うけとっていない」と述のべています。

ウクライナでは、ロシア軍ぐんが、東部とうぶドネツク州しゅうのウクライナ側がわの拠点きょてんの1つ、バフムトなどに向むけて攻撃こうげきを強つよめているとみられるなど、東部とうぶなどで激はげしい戦闘せんとうが行おこなわれていて、ウクライナ側がわは、イランによるロシアへの無人むじん機きの供与きょうよはさらに続つづくとみて警戒けいかいを強つよめています。

ソース：NHK ニュース