ヘルソン州しゅう、住民じゅうみんの「避難ひなん」は終了しゅうりょう　親おやロシア当局とうきょく

　ロシアが実効支配じっこうしはいするウクライナ南部なんぶヘルソン州しゅうの親おやロシア当局とうきょくは、ドニプロ川西岸がわにしきしから住民じゅうみんを避難ひなんさせる措置そちは７日なのかで終了しゅうりょうしたと発表はっぴょうしました。
　ロシアが任命にんめいした同州軍政どうしゅうぐんせいの幹部かんぶはＳＮＳ「テレグラム」を通とおし、「残留ざんりゅうを決きめた住民じゅうみんの大半たいはんが今いまになって事態じたいの深刻しんこくさ、警告けいこくの重大じゅうだいさを認識にんしきし始はじめている」と主張しゅちょうしました。
　反転攻勢はんてんこうせいを仕掛しかけるウクライナ軍ぐんが州都しゅうとヘルソンに迫せまるなか、州内しゅうないでは近ちかく激はげしい戦闘せんとうが起おきることが予想よそうされます。
　同幹部どうかんぶによれば、州外しゅうがいへ避難ひなんする住民じゅうみんには１０万まんルーブル（約やく２４万円まんえん）が支給しきゅうされ、住居じゅうきょの証明書しょうめいしょが交付こうふされます。
　ヘルソン州しゅうからの避難ひなんをめぐっては、ウクライナ人じんの住民じゅうみんが意いに反はんしてロシア領りょうに移うつりされるのとの懸念けねんが指摘してきされています。
　ヘルソン市民しみんの１人ひよりは先週末せんしゅうまつ、ＣＮＮとのインタビューで、南部なんぶクリミア半島はんとうへの「避難ひなんバス」に乗のることを、住民じゅうみんたちは「片道かたみちチケット」ととらえていると話はなしました。

ソース：NHK ニュース